エルゴヒューマン、アーロンチェア、コンテッサ。
高級オフィスチェアを検討するなら一度は思い浮かべるこの3脚、それぞれどんなメリット・デメリットを持っているかご存じでしょうか。
いずれも押しも押されもしない不動の人気を誇る高級オフィスチェアですが、実はそれぞれ用途がはっきりしているため、選択を間違えると絶対に後悔します。
私は3年半ほぼ毎日8時間以上、初代エルゴヒューマン プロオットマンに座り続けてきました。
さらにアーロンチェア リマスタードとコンテッサ セコンダをそれぞれ1か月以上、調査目線で同様に座り込み、連続でレビュー記事を公開しています。
本記事では様々な項目での各オフィスチェアの順位付けを行いました。
この記事を読めば、それぞれの座り心地や疲れ具合、どれだけリラックスできるかなど、気になる点が3脚の比較という形で理解できます。
どんな用途にどの椅子が適しているのか、客観的事実と1ユーザーとしての率直な感想を交えてご紹介します。
はじめに
この記事ではこれまでこの3脚をレビューしてきた私の視点から、どの椅子がどういう理由で優れているかを順位付けで示します。
ただ、いずれの評価も客観的理由の他に私自身の体格による印象や個人の嗜好を含んだ結果になっていますので、総合的な順位付けは行いません。各々の項目ごとに参考にしていただければと思います。また各項目の順位付けについても、あくまで一個人の意見であることを踏まえてご覧いただけると幸いです。3脚のどれに対しても敬意をもって評価しておりますが、もしこういった内容がご不快な方はブラウザバックしていただけますようお願いいたします。
最後にまとめとして、「私がもし次に新しく買うならどうするか」を載せておりますので、娯楽として楽しんでいただけると嬉しいです。
比較条件
今回比較するレビュー済みオフィスチェアの代表的なスペックは下記のとおりです。順位付けはレビューした状態のものに対して行っています。
初代 エルゴヒューマン プロオットマン | アーロンチェア リマスタード (サイズB) | コンテッサ セコンダ | |
---|---|---|---|
色 | ブラック | グラファイト /グラファイト | ポリッシュ /ブラック |
背もたれ素材 | エラストメリック メッシュ | メッシュ (8zペリクル) | メッシュ |
座面素材 | エラストメリック メッシュ | メッシュ (8zペリクル) | クッション |
リクライニング角度 *1 | 25° | 23° (計測値) | 26° |
リクライニング固定 | 4段階 | – | 5段階 |
ロッキング範囲調節 | – | 2段階 | – |
ロッキング強弱調節 | 無段階 | 4段階 | 無段階 |
背もたれ高さ調節 | 60 [mm] (計測値) (4段階) | – | – |
座面高さ調節 *2 | 460~550 [mm] | 405~520 [mm] | 420~520 [mm] |
座面奥行き調節幅 | 55 [mm] | – | 50 [mm] |
座面チルト調節 *3 | 有り | 有り (背もたれ連動) | – |
ヘッドレスト | 有り | – | – |
アームレスト調節 | 4D | 3D | 4D |
アームレスト 上下調節幅 | 80 [mm] (計測値) | 100 [mm] (計測値) | 100 [mm] |
アームレスト 前後調節幅 | 40 [mm] (計測値) | 55 [mm] (計測値) | 40 [mm] |
アームレスト 左右調節幅 | 20 [mm] (計測値) | – | 25 [mm] |
回転調節範囲 | 内60°~外20° (計測値) (5段階) | 内15°~外15° (計測値) (9段階) | 内15°~外7.5° (4段階) |
ランバーサポート | 独立型 | ポスチャー フィットSL | – |
オットマン | 有り | – | – |
オプション | タブレット スタンド追加 | – | – |
重量*4 | 32 [Kg] | 18.4 [Kg] | 21.9 [Kg] |
参考価格*5 (税込み) | 189,420円 (オプション含む) | 255,200円 | 271,920円 |
*1 リクライニングの最小角度から最大角度までの範囲。
ただし、アーロンチェアの前傾チルト時の角度は考慮していません。
*2 座面高さはカタログ値ですが各社で計測方法が一致していないため、参考程度と考えてください。
*3 エルゴヒューマンの座面チルトは座面のみ傾きますが、アーロンチェアは背もたれも連動して傾きます。
*4 レビュー機の計測値です。
*5 実際の販売価格とは異なります。
また、レビュー者の体格は身長170cm、体重60kgの若干やせ型となります。
各項目ごとの順位
作業時に最も座り心地が良いオフィスチェア
作業といっても様々なものがありますが、ここではPC作業と筆記作業を対象としています。
1位 アーロンチェア リマスタード
2位 コンテッサ セコンダ
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
1位 アーロンチェア リマスタード
- 前傾から後傾のどの姿勢でも安定する
- 作業姿勢での座り心地が良い
- リラックス姿勢には向かない
前傾から後傾のどの作業姿勢でも最も安定していて、長時間でも姿勢が崩れません。結果、最も疲れにくく、最も作業に集中できました。初めて座ると意外なメッシュの硬さに驚くと思います。しかしその背もたれと座面の程よい硬さが骨盤角度をしっかりサポートしてくれるため、どの作業姿勢でも正しい姿勢が難なく保てます。
また、椅子自体の座り心地が良かったです。経験上、メッシュ座面はクッション座面に比べて時間が経つほどお尻が疲れがちですが、アーロンチェアではそれを感じることはありませんでした。座ると平べったくて少し硬く感じる座面ですが、座ってメッシュが伸びた状態でもトランポリンのような弾力が残っています。これがお尻が疲れない秘密かもしれません。長時間座れば座るほどその良さが分かってくる不思議な椅子です。
その一方でこのオフィスチェアはリラックス姿勢には向きません。少しでも腰を前にずらして骨盤を寝かそうものなら、すぐに座り心地が悪くなります。作業に加えて、少し姿勢を崩したリラックスにも使いたい人には不向きなオフィスチェアだと感じました。この椅子に座ったら徹底的に作業を進め、休憩は別の場所でとる、という方に最もおすすめしたい作業特化のオフィスチェアです。
2位 コンテッサ セコンダ
- 優しく体を支えてくれる安心感が抜群
- 作業姿勢に融通が利く
- アーロンチェアに比べると姿勢が崩れやすい
- 夏場のクッション座面は熱がこもる
優しく体を支えてくれる背もたれメッシュとクッション座面の安心感が抜群で、座った瞬間の心地よさと安心感は1位のアーロンチェア以上です(アーロンチェアは少しだけ緊張感があったりします)。オカムラ社の特徴でもある異硬度クッションの座り心地が良く、長時間座ってもお尻や太もも裏に疲れを感じることは全くありませんでした。また多少乱暴に座っても、私の体重では底突きを感じることもありませんでした。
背もたれ、座面ともに一定の柔らかさがあるため作業姿勢に融通が利き、筆記・PC作業のどちらにも十分な座り心地です。あえて言うなら若干PC作業寄りといえるでしょう。また多少姿勢を崩してもそれなりにフィットします。あぐらをかくこともできるので、窮屈な感じが苦手な人にも合うオフィスチェアです。
一方で、アーロンチェアに比べると少し姿勢が崩れやすいです。背もたれの腰付近の硬さがアーロンチェアより柔らかいようで、長時間作業では少しずつ腰が前方にずれていくように感じました。特に筆記作業が分かりやすいです。オプションのランバーサポートをつければ、また違うと思います。
あと夏場のクッション座面は熱がこもります。大半のクッション座面に言えることですが、これが苦手な人は集中力を削がれるかもしれません。コンテッサ セコンダにはメッシュ座面タイプもありますので要検討です。冬場は逆に暖かくて快適なので、夏をとるか冬をとるか悩みどころです。
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 後傾姿勢が心地よい
- 筆記作業には向いていない
- 長時間の着席はお尻が疲れる
後傾姿勢が心地よいオフィスチェアです。3脚の中で唯一背もたれの高さが調整でき、最も高い位置に調節できます。この状態での後傾姿勢は背中をしっかり背もたれに預けられるため、上半身から余分な力を抜くことができリラックスして作業に集中できます。また独立式ランバーサポートがしっかり腰椎を支えてくれるため、腰が痛くなるようなことはありませんでした。
一方で筆記作業には向いているとは言えません。これは独立式ランバーサポートが筆記姿勢での腰を固定するには弾力がありすぎるからです。この弾力のため、アーロンチェアと比べると上半身が少し不安定に感じました。
またメッシュ椅子あるあるかもしれませんが、人によっては長時間座ると座骨付近の肉に疲れを感じることがあります。私の場合、1か月くらい座ると気にならなくなりましたが、一定時間ごとの離席休憩することをおすすめします。エルゴヒューマン プロ2ではメッシュの弾力と張り方が改善されたので期待したい所です。
最もリラックスできるオフィスチェア
ここでいうリラックスとは、作業時以外の力を抜いた休憩姿勢を対象とします。
1位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
2位 コンテッサ セコンダ
3位 アーロンチェア リマスタード
1位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 上半身を最も快適に快適に預けられる
- 座面が平らで広くて融通が利く
- オットマン付きを選択できる
- タブレットスタンドの追加が可能
先にお話しした通り、エルゴヒューマンの背もたれは大きいうえに高さを調節できるため、余裕をもって上半身を預けることができます。特にリクライニング角度を寝かせた時ほど実感します。独立型ランバーサポートが腰椎をしっかり支えてくれるため、リクライニング角度を大きく取っても姿勢が悪くなりにくいのも大きなメリットです。
座面は割と平らで広く奥行き調整もできるため、あぐらを組んだり自由度が高いです。(ただ、このような使い方は椅子にも体にも良くないため、ほどほどにするようにしましょう。)
またオットマン(足を乗せる台)付きを選択できるため、椅子でちょっとした休憩や仮眠をとるのがかなり快適になります。オットマンがあると、座ったまま休憩する際に足を延ばして上にあげることできるので、足のむくみ解消や疲労予防にも使えます。
さらに他のオフィスチェアではほとんど選択肢すら無いタブレットスタンドをオプションで追加することができるため、他のオフィスチェアにはないリラックスした使い方が可能です。
以上を総合的に考慮するとエルゴヒューマンが最もリラックスできると判断しました。
2位 コンテッサ セコンダ
- 異硬度クッションの安心感
- 上半身をゆったり包んでくれるメッシュ背もたれ
- ストレッチが快適
異硬度クッションの安心感が一番の決め手です。座った時にホッとする感覚は他の2脚にはないものです。座っただけでは3種類の硬さの違うクッションが組み合わされていることはほとんど分かりません。しかし手で触ると、先端部(柔らかめ)、中央(普通)、背もたれ付近(硬め)で違いがあることが、はっきりと分かります。作業・リラックスを問わず快適な座り心地です。
メッシュの背もたれは一つのパーツで完結しているため、自然なフィット感で背中を支えてくれます。エルゴヒューマンのようなランバーサポートが分離しているタイプの背もたれは、どうしても背中を支えていない部分(背もたれとランバーサポートの間)ができるため、これが少し緊張感を感じさせます。これに対してコンテッサはオーソドックスな一体型の背もたれで、背中全体を無理なく支えてくれます。このため背もたれ単体のリラックス感は、むしろコンテッサのほうが高いです。
ヘッドレスト有りモデルならリクライニングを最大限利用できるため、さらにリラックスできます。但し私の場合、大型固定式ヘッドレストは肩に当たってしまいました。検討される方は必ず試座して、邪魔にならないか確認してください。
小型可動式ヘッドレストは上記のようなことはなく、細かな位置と角度調節ができますが、小さいためリラックス度においては大型に若干劣ります。
レビューしたヘッドレスト無しモデルは、ストレッチが気持ちよくできました。これはヘッドレストが無いこと以外にも理由があります。
それはリクライニング角度最大時の背もたれの突き当り感が小さいことです。背もたれが最大角度になると椅子によっては金属の突き当り感がもろに伝わり、せっかくのストレッチの開放感を削ぐことになります。コンテッサは最大角度でのこの衝撃をかなり軽減してくれています。おかげで気持ちよくストレッチできました。
コンテッサが2位に甘んじた理由は、オットマンのオプションが無いためです。もしエルゴヒューマンのオットマン無しタイプと比べる場合は、レビュー機にヘッドレストを追加した状態ならエルゴヒューマンを上回ると思います。
3位 アーロンチェア リマスタード
リラックス姿勢においてアーロンチェアが他の2脚に及ばない理由は、そもそもリラックスするコンセプトで作られていないためです。比較すること自体が間違いのような気もしますが、とりあえず無理やり比較してみます。
- 背もたれと座面の角度があまり開かない
- リクライニング角度を固定できない
- ヘッドレストの正規オプションが無い
- ストレッチは最高
アーロンチェアの背もたれと座面の角度は、背もたれを後ろに倒した時もあまり変わりません。通常姿勢に近い形でそのまま後ろに倒れるイメージです。当然、上半身と下半身の角度もあまり開かないためリラックス感はやや低めです。下の写真はそれぞれの椅子の背もたれと座面の角度の開き具合を比較したものです。あくまで私的な計測値ですがアーロンチェアは5度、エルゴヒューマンは14度、コンテッサは19度となり、アーロンチェアが最も変化が小さいことが分かります。
アーロンチェアには、他の2脚にあるリクライニングを倒した状態での角度の固定機能がありません。あるのは背もたれのリクライニングを初期状態で固定する機能と、前傾姿勢の背もたれ角度の固定機能、あとはリクライニング範囲調節だけです。リクライニング範囲調節で背もたれが倒れる範囲を設定し、リクライニング硬さを柔らかくすることで代用する方法もありますが、他の使い方をするときに戻すのが面倒です。
またアーロンチェアが作業特化である証として、ヘッドレストの正規品が存在しません(社外品はあります)。このオフィスチェアでは首の力を抜くような座り方をしないでほしいというメッセージにも受け取れます。
一方で両腕を上げて上半身を反らすストレッチは、気持ちよくできます。2位のコンテッサでお話ししたのと同様、リクライニング最大角度での突き当り感が非常に小さいです。背もたれの形状も上部が後ろに反っていてストレッチしやすい形になっていると感じました。リクライニングは背もたれと同時に座面も若干傾きながら少し後ろに移動するため、気持ちよく体を反らせます。リクライニングと同時にひざの角度が少し開くところが良いのかもしれません。
細かいところまでいうと、リクライニングの動作感が3脚の中で最も気持ちよかったです。うまく表現できないかもしれませんが、リクライニング機構に適度な摩擦感があり、ロッキング状態(リクライニング角度固定を解除した状態)では体重移動だけで上半身の重さと釣り合う位置に止まり、そこで安定します。正直リクライニングロックが無くてもこの機構で作業時の姿勢はすべて対応できました。これは他の2脚では体験できないものでした。(コンテッサは少しアーロンチェアに似た感触がありましたが、リクライニング強弱調節が細かく調節できないため、同じことはできませんでした。エルゴヒューマンはロッキングのバネ感が強くて安定感にかけるように感じました。)
最も使い勝手の良いオフィスチェア
1位 コンテッサ セコンダ
2位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
3位 アーロンチェア リマスタード
1位 コンテッサ セコンダ
- 作業もリラックスもそつなくこなすマルチプレイヤー
- 取り回ししやすい
筆記、PC作業とリラックスのどれにでも高い適性のある万能タイプのオフィスチェアです。手元で背もたれの角度を調節できるので、筆記⇔PC作業⇔リラックス姿勢の移動もスムーズに行えます。3脚の中で最も汎用性があり、シチュエーションを選ばないオフィスチェアということでこの順位となりました。
椅子自体の重量は22kgほどで特段軽いわけではありませんが、キャスター径が大きい(75 mm)おかげで椅子の取り回しにあまり力が必要ありません。気軽に離着席を繰り返したり移動したりするのにも向いています。
2位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- PC作業とリラックスにはもってこい
- 取り回しはかなり重い
後傾姿勢が得意なオフィスチェアのため、PC作業とリラックスに向いています。筆記作業も向いているわけではありませんが、できないというほど悪くはありません。背もたれや座面は左右方向に平らで体を包む形状ではないため、作業以外の様々な姿勢に融通が利く点も使いやすいと感じました。
レビュー対象の椅子はオットマン付きで、さらにタブレットスタンドもついているため、重量が32kgとなります。フローリングのような硬い床はまだしも、カーペットのような柔らかい床面では動かすにもちょっと力が必要です。ただその重さのおかげで一度決めた位置で安定するという利点はあります。(エルゴヒューマン プロ2ではかなり軽量化が行われて22.6kg、プロ2オットマンでも24.9kgとなっています。)
3位 アーロンチェア リマスタード
- 取り回しの軽さは1番
- リラックスだけは不向き
重量が18.4 [Kg]で3脚の中では最も軽く、背もたれフレームの上部を握って移動させれば取り回しもやりやすいです。
またアーロンチェアは作業特化の椅子なので、筆記作業やPC作業を行うには1位のコンテッサを超える使いやすさがあります。ただ、リラックスしようとすると途端に居心地が悪くなります。この割と極端な性質から3位とさせていただきましたが、作業に限定した使い勝手は文句なしの1位です。
ロッキングが最も気持ちいいオフィスチェア
ロッキングとはロッキングチェアのロッキング(rocking)で、背もたれの角度固定を解除してゆらゆら揺れる状態のことをいいます。
1位 アーロンチェア リマスタード
2位 コンテッサ セコンダ
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
1位 アーロンチェア リマスタード
- 高級感のあるロッキングの感触
- 衝撃の少なさ
アーロンチェアのロッキングには高級感が感じられます。この理由は下記の2つだと考えています。
1つめはロッキングの程よい摩擦感です。背もたれを揺らす際に若干の摩擦感があることで、背もたれをロックしなくてもちょうどいい位置で止まり、かつ安定するように感じました。この摩擦感がどこから来るのかまだよくわからない状態です。ちなみにアーロンチェアのロッキングばねには、一般的に良く使用されている圧縮コイルバネではなくカーボン製の板バネが使用されており、これが心地よさの要因なのかもしれません。
2つめは、ロッキングの動きです。前の項でもお話しした通りアーロンチェアの背もたれと座面の角度変化は他の2脚に比べてかなり控えめです。さらに座面自体が後方に移動しながら斜め後ろに沈みこむ機構(ハーモニック2チルトシステム)になっています。結果上半身と下半身の角度があまり変わらないまま、ゆりかごのように揺れる感触です。このおかげで椅子を後ろに倒しても集中力を保つことができるように感じました。
またロッキングの最大角と最小角での背もたれからの衝撃が小さいことも良い点だと感じました。これが大きいと不快に感じますし、集中力が途切れてしまいます。
2位 コンテッサ セコンダ
- アーロンチェアに並ぶ心地よさ
コンテッサのロッキングもアーロンチェアに並ぶほど快適です。ロッキングの摩擦感も程よく感じられます。ただロッキングの戻り位置での衝撃の大きさだけが気になりました。
ロッキングの動きについてもアーロンチェア同様に、背もたれを倒すと座面も少し後方へ移動しながら斜め後ろに沈み込みます。ただコンテッサの場合は、背もたれと座面の角度も大きく広がります。これにより上半身と下半身の角度が開いて、アーロンチェアよりリラックス感を感じることができます。その一方で集中力は少し削がれるかもしれません。どちらが良いかは好みの問題になると思います。もし両者を一度に試座する機会があればこの点に注意して比較してみてください。
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 上半身の支持点が分割される違和感
- バネ感のあるロッキング
エルゴヒューマンの上半身の支持点は2か所あります。ここでいう支持点とは、上半身を背もたれに預けるとき背中のどのあたりで支えられているかという位置です。この位置が低いほど自然に背もたれを倒せます。
最も支持点が低いのはアーロンチェアで、私の場合は腰から腰椎の辺りにあり、コンテッサはそれよりも少しだけ上にあります。エルゴヒューマンは独立型ランバーサポートがあるため、少し複雑です。ランバーサポートが出っ張っているのでここに力が働きそうですが、腰に押されるとバネによって後ろに下がってしまいます。さらにランバーサポートと上部の背もたれの間が分割されているため、腰から少し間をおいて肩甲骨付近にも力がかかるのを感じます。結果、腰と肩甲骨の両方に分割して力がかかるため、ロッキング時の背中の一体感は低めです。これは独立型ランバーサポートの特徴で、背中の一体感を犠牲にする代わりに腰をしっかり支えてくれる仕組みになっています。またロッキング中に肩甲骨に力が加わると、背中を支えられているというよりも押されている感があり少し気になりました。背もたれの高さを少し低めにすると力がランバーサポートに移って緩和されるので、気になる方は参考にしていただければと思います。
エルゴヒューマンのロッキングには、倒したらその分同じ力で跳ね返ってくるバネ感があります。アーロンチェアやコンテッサに比べるとその感覚に差があり、この2脚は戻ってくるときの力が若干抑えられているように感じられました。私にはこの抑えられた動きのほうが背もたれから押されてる感を感じずに済みました。
エルゴヒューマンのロッキングには圧縮コイルバネが使われていますが、アーロンチェアはカーボン製の板バネになっていますので、そこに違いがあるのかもしれません。(コンテッサも板バネという情報がありますが、残念ながら私には根拠となる情報を見つけられませんでした。)
エルゴヒューマンのロッキングは、背もたれが倒れると同時に座面も傾き、上半身と下半身の角度が開くためリラックス度は高いです。ただ、他の2脚と違い座面自体の後方への移動量は少なめです。
調節機能が最も使いやすいオフィスチェア
1位 コンテッサ セコンダ
2位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
3位 アーロンチェア リマスタード
1位 コンテッサ セコンダ
- 画期的なスマートオペレーション
- 簡単なリクライニング強弱調節
- 調節しやすいアームレスト高さ
手元でリクライニング角度と座面高さを調節できるスマートオペレーションは、他社のオフィスチェアにはない独特の機能です。特に頻繁に姿勢を変える人にとっては、このオフィスチェアを選ぶ大きな要因になると思います。
リクライニング強弱調節ノブは多くのオフィスチェアで何回も回さなければならない仕様になっています。ですが、このコンテッサでは1回転すら回す必要がありません。わずか90°回すごとに強弱を変更でき、最弱から最強まで4段階を1回転以内で調節完了できます。本当に楽で助かります。あとはもう少しだけ細かく調節できればいいのですが。
アームレストの上下調節ボタンもアームパッド下にあるため調整しやすいです。
コンテッサは使う人の動きを考え抜いた非常に使いやすいユーザーファーストの高級オフィスチェアです。
2位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 便利なハイブリッドレバー
エルゴヒューマンの特徴の一つでもあるハイブリッドレバーは、座面奥行き、リクライニング角度、座面高さの3つの調節を1つのレバーで行える便利な機能です。一般的なオフィスチェアのように調節レバーを探してあちこち触るストレスから解放されます。操作もレバーを前、後ろ、上のどれかに傾けるだけのため直観的で分かりやすいです。また金属製のレバーは材質だけでなく動作も高級感があり所有欲を満たしてくれます。ただ手元で調節可能なコンテッサの利便性には一歩及ばないと感じたため2位とさせていただきました。
3位 アーロンチェア リマスタード
- 手間のかかるアームレスト高さ調節
- ちょっと慣れが必要なリクライニング操作
アーロンチェアの調節機能は他の2脚に比べて若干手間がかかります。
まず、アームレストですが、座ったままで調整できなくはないですが、ロックが背もたれにあるため操作しづらいです。また無段階調節のため、左右の高さを機械的に同じにすることができません。一度セッティングしたら動かさないか、目立たない印をつけておくなど工夫が必要です。最もこの機構のおかげでアームレストのガタツキがほとんどない点は高く評価できます。
アーロンチェアのリクライニング調節は一般的なオフィスチェアとは違うため、覚えるまで少し時間がかかるかもしれません。いったん覚えてしまえば、操作自体は簡単ですので問題ありません。詳しい操作方法はこちら。
調節範囲が最も広いオフィスチェア
1位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
2位 コンテッサ セコンダ
3位 アーロンチェア
1位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 背もたれ高さ調節が可能
- アームレストの回転角が最大
3脚の中で唯一背もたれの高さが調節でき、その高さは最も高くなります。背もたれの高さがあると、リクライニングさせたときによりリラックスできる感覚を味わうことができます。また高い背もたれは見た目の権威性を演出する効果が期待できます。
アームレストの回転角が特に内側に大きく回るため、肩幅が狭めの人でもしっかり腕を支えることができ、タイピングや読書の際にかなり役立ちます。
2位 コンテッサ セコンダ
- リクライニング角度固定が5か所で最多
- リクライニング強弱調節は4段階で最低
リクライニング角度の固定箇所はコンテッサが5段階、エルゴヒューマンは4段階、アーロンチェアはリクライニングできますが、固定はできません。これに対して倒れ角は3脚とも概ね同じであるため、コンテッサが最もきめ細かく調節できます。
一方でリクライニング強弱調節は他の2脚が無段階に対して、コンテッサは4段階に制限されており、細かな調節ができない点は注意が必要です。
3位 アーロンチェア リマスタード
- 座面奥行き、アームレストの左右調節不可
- 椅子自体にサイズ展開有り
- ポスチャーフィットSLの強弱調節
アーロンチェアは他の2脚と比べると、座面奥行きやアームレストの左右の幅調節機能がありません。
その一方でアーロンチェアは椅子自体にA、B、Cの3サイズが用意されているため、これらを選択することである程度調節問題を緩和することができます。
また仙骨と腰椎をサポートするポスチャーフィットSLはそのサポート度合いを調節することができ、これは他の2脚にはない機能となっています。
ただ総合的にみると他の2脚に比べて調節の種類が少ないため、この順位としました。
ガタツキが無く調節音が静かなオフィスチェア
1位 アーロンチェア リマスタード
2位 コンテッサ セコンダ
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
1位 アーロンチェア リマスタード
- ガタツキの無いしっかりした作り
- すべての動作と調節音が静か
アーロンチェアは全体の作りがしっかりしています。特にアームレストの高さ調節の機構は他の可動式のものに比べて機構が異なるうえに遊びの無い作りになっているため、ガタツキはほとんど感じません。背もたれや座面の遊びも必要最低限になっていて、座った時にガタツキが気になることはほとんどありませんでした。
アーロンチェアの動作音と調節音はとても静かです。特にアームレストの回転と前後調節は本当に静かで調節するときの感触も良く、他の2脚と比べても高級感を感じます。
2位 コンテッサ セコンダ
- アーロンチェアに迫るガタツキの無さ
- アームレストの調節音は割と大きめ
コンテッサも全体の作りは申し分なく、背もたれと座面はアーロンチェアに匹敵する作りです。着席中にガタツキが気になるようなことは全くありませんでした。アームレストのガタツキはアーロンチェアに及びませんが、一般的なオフィスチェアのアームレストと比べると全く問題ないレベルです。アームレストを使った作業中に気になることは有りませんでした。
その一方で、アームレストの調節音は回転調節の角度ごとに「カチッ」という割と大きめの音がします。また前後調節の振動が大きく、フローリングだと床に響くように感じました。深夜の調節はちょっと気が引けます。調節の機構自体はエルゴヒューマンよりもしっかりしており、高級感もあるだけに惜しいと思いました。
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 全体的にガタツキの多いオフィスチェア
- リクライニングロックの音には注意
初代エルゴヒューマンは基本的に各可動部の遊びが大きく作られた椅子です。調節可能部位も多いため、3脚の中では最もガタつきます。アームレスト、ヘッドレスト、背もたれ、タブレットスタンドが特に大きいです。多機能なエルゴヒューマンならではの弱点といっても良いかもしれません。いずれも着席中に支障をきたすようなものではないので、そこは問題ありませんでした。ただちょっとした姿勢の変化や離着席の瞬間に気になることはあります。
エルゴヒューマンのリクライニングロックはコツを知らないとちょっと大きめの音が出てしまいます。コツさえわかれば静かにできますので興味のある方は下の動画を参考にしてください。
アームレストの回転調節音はコンテッサとほぼ同じで、そこそこ大きな音がします。前後と左右調節はコンテッサよりもはるかに静かです。ただ調節機構としては単純にスライドするだけなので、高級感を感じるわけではありません。
(最新のエルゴヒューマン プロ2では、ガタツキやリクライニングロック音、アームレストの角度調節音などが、かなり改善されています。)
アームレストの使い勝手が良いオフィスチェア
ここではタイピング、スマホやタブレット操作、読書時などのひじの支えを対象とします。
1位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
2位 アーロンチェア リマスタード
3位 コンテッサ セコンダ
1位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- 3脚の中で最も内側まで回転できる
- 表面の触り心地が良く柔らかい
- パッド自体は薄め
エルゴヒューマンのアームレストは私にとって最もタイピングに使いやすかったです。アームレストの幅自体は他の2脚と大きな差はないのですが、アームパッドがかなり内側まで回転してくれるので、肩幅が狭めの私にとって丁度良い位置で腕を支えてくれます。座面に対する高さも他の2脚よりも高い位置に来てくれるので、背筋が伸びた良い姿勢でタイピングできます。アームレストは欲しい位置に来てほしい、というのが私にとって最重要項目でしたのでこの順位とさせていただきました。
アームパッドの表面素材は指で触った時の触り心地が柔らかく、今まで座ったオフィスチェアの中でも最高だと感じています。
パッドの内側にあるクッションは柔らかいのですが、若干薄めです。長時間作業やスマホ操作でひじを立てておくと、もう少しボリュームが欲しいと思ってしまいます。(プロ2ではかなり分厚くリッチになりました。)
2位 アーロンチェア リマスタード
- アームパッドのリッチ感は最高
- 調節音が静かで高級感がある
- 頻繁に高さを変えたい人には不向き
アーロンチェアのアームパッドは3脚の中で最も分厚く、ひじを置いたときに最も気持ちがいいです。良い椅子に座っていると実感させてくれる要因の一つでした。スマホ操作でもひじが痛くなりません。アームパッドの素材はシボ加工のされた樹脂(ビニール)で触り心地も悪くありません。ひじを置く分には表面素材よりもクッションの弾力のほうが気になります。そういった意味でアーロンチェアのアームレストはひじを置くのに最も心地よいものでした。
アーロンチェアのアームレストは前後、回転調節が他の2脚に比べて特に静かです。またその操作の感触が「ぬるっ」とした動きで高級感があります。この点でも他の2脚に大きな差をつけていると感じました。
その一方で高さ調節は背もたれ側にあるロックを解除して調節する必要があり、少し操作しにくい機構です。無段階調節のため微妙な高さを調節できる点は良いのですが、無段階ゆえに機械的に左右の高さを揃えることができません。また普段アームレストを机高さに合わせて使い、離席する際に下げて机の下に収納する場合、上記の操作のしにくさのため毎回手間がかかります。ただこの面倒くさい機構のおかげで、可動アームレスト全般にありがちなガタツキがほぼ解消されていることを考えると、このままでいいかもと思ってしまいます。
アーロンチェアのアームレストがこの順位なのは、ひとえに私の肩幅に対して若干広く、座面からの高さが足りなかった点です。あと少し狭く高く調節できれば、面倒くさい上下調節を差し引いてもエルゴヒューマンを上回ったと思います。
3位 コンテッサ セコンダ
- デザイン性は抜群
- 前後と回転の調節音は大きい
- 4Dなのに調節位置がしっくりこない
コンテッサはデザインに力を入れたオフィスチェアですが、アームレストの形状も3脚の中で最も私好みのデザインでした。その形は実用性も備えており、アームパッド面の上下方向にやや丸みのかかった形状は、腕を置いたときに肘に力が集中することをうまく避けています。クッションは薄めですが、ひじが痛くなることはありませんでした。ただスマホ操作のようにひじを立てておく場合は、もう少しボリュームが欲しいと感じました。
前の項でお話しした通り、コンテッサのアームレスト調節は割と音が出ます。回転調節はエルゴヒューマンと同等ですが、前後調節の振動は結構気になりました。
コンテッサのアームレストは4Dアームレストで様々な調節ができるのですが、残念ながら私の体格にはぎりぎりフィットしませんでした。最大限調節してもアーロンチェアと同じく左右幅が少し広すぎ、座面からの高さがあと一歩足りませんでした。タイピングに使えなくはないのですが、腕が半分乗らない状態になってしまいます。
読書やスマホ操作に使う分には支障ありませんでした。私の体格基準になってしまい大変申し訳ないのですが、この順位とさせていただきます。もちろん合う人には合うので、ぜひ店頭での試座をお試しください。
部屋に合わせやすいオフィスチェア
1位 コンテッサ セコンダ
2位 アーロンチェア リマスタード
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
1位 コンテッサ セコンダ
- デザイン性抜群
- カラーバリエーション豊富
- 圧迫感の軽減
イタリアのデザイン会社とのコラボ製品でもあり、部屋の雰囲気をレベルアップしてくれるぐらいきれいなデザインです。特にボルトレスデザイン(ボルトの存在を隠すデザイン)として作られているため、部屋に仕事場感を出したくないおしゃれな部屋に向いていると思います。
オカムラ社の特徴でもあるカラーバリエーションの豊富さはこのオフィスチェアでも活かされています。明るいカラーを選べばリビングですら違和感なく使えると思います。
背もたれメッシュは透過性が高くフレームもすっきりしているため、ヘッドレストのついた背の高い状態ですら圧迫感を感じにくいデザインになっています。多少狭めの部屋でも使いやすいと思います。
2位 アーロンチェア リマスタード
- 低重心デザイン
- 落ち着いたカラーバリエーション
- あえてボルトを隠さないデザイン
- 職場感は高いかも
3脚の中では最も背の低いオフィスチェアで、低重心の落ち着いた椅子に見えます。背もたれも低めに設定されているため、比較的悪目立ちしないデザインです。
カラーバリエーションは白から黒にかけてのモノトーンで、金属部位にポリッシュを選ぶことができます。落ち着いた部屋には良く似合うと思います。
アーロンチェアのボルトは目立たない配色になっていますが、隠されているわけではありません。メンテナンス性を考慮したと思われる潔いデザインは好みが分かれるかもしれません。が、私は好きです。
グレー系の色を選ぶとどうしても職場感が出てしまうのが苦しい所かもしれませんが、金属部にポリッシュを選んだり、ミネラル(白)のカラーを選ぶと配色的にかなり洒落た感じになります。
3位 初代エルゴヒューマン プロオットマン
- メッシュの生地とカラーバリエーションが豊富
- 大きさとアルミポリッシュゆえの圧迫感
- 背もたれ金属フレームの形状
メッシュ生地は7色のエラストメリックメッシュと、5色の3Dファブリックメッシュから選択できます。またレザーも選ぶことができたため、選択肢はコンテッサに次いで豊富です。部屋の雰囲気に合わせて色を選ぶことができるため、その点ではアーロンチェアよりも合わせやすいと思います。
ただ椅子自体が大きくアルミポリッシュの面積も広いため、どうしても重量感を感じてしまいます(実際重いのですが)。リビングなどにあるとちょっと違和感が大きくなると思います。
エルゴヒューマンの背もたれを支える金属フレームには、背もたれの高さ調節のための穴が空いています。このデザインはどうしても古い工業製品感を出してしまうため、生活スペースとの相性が良くないように思います。したがって、置く場所を選ぶことからこの順位とさせていただきました。
(プロ2ではこの穴が見えにくい位置に移動し、操作性とデザイン性がかなり良くなりました。)
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。様々な目線から高級オフィスチェアとして有名な3脚を比較してきたわけですが、私はどの椅子も目的に沿った多くの個性をもつ素晴らしいオフィスチェアであったと感じています。どの椅子に対しても敬意をもって意見を述べさせていただきましたが、万が一ご不快になるような表現がありましたら、あくまで一個人の感想ということでご了承いただきたく思います。
最後に3脚座り比べた今、私が価格を無視して買うならどれを選ぶかをお話ししようと思います。
結論は、夏季作業用にアーロンチェア リマスタード、冬季作業&リラックス用にコンテッサ セコンダ(クッション座面&大型ヘッドレスト付き)の二刀流です。
「一つに絞らんのかい!」と怒られそうですが、作業時の快適さはアーロンチェアが最高でした。しかしメッシュ座面で冬を乗り切るのは辛いのです。リラックスもしたいのです。コンテッサの異硬度クッションの座り心地は、夏場の暑ささえ除けば最高でした。大型ヘッドレストを付ければリラックス度も満点です(ちょっと肩がヘッドレストに当たるのは大目に見ます)。
初代エルゴヒューマンはコスパで見れば優秀なのですが、より高価な2脚を同時に相手にするとさすがに分が悪いです。
ただ現実的に考えると、ただでさえ場所をとるオフィスチェアを2脚も部屋に置くことはできません。そもそも2脚買ったら50万円くらいになります無理です絶対。
作業もリラックスも快適に行う1脚のみを選ぶなら、初代エルゴヒューマンでもなく、新しいエルゴヒューマン プロ2オットマンにすると思います。メッシュ生地と張り方が改良されて座り心地が良くなったうえに、問題だったガタツキが大幅に改善されて、高級感も増し増しになっているようです。しかもワンタッチで前傾チルトに移行できるようにもなりました。期待したいところですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんが魅力的なオフィスチェアに出会えることを願っています。