レビュー記事

【リープ V2を徹底レビュー】まるでオーダーメイドのフィット感!?超柔軟オフィスチェア

  • 背もたれが硬くて疲れる…
  • 座り心地がイマイチしっくりこない…
  • もっと自分の背中にフィットしてほしい…

そんな不満を感じたことはありませんか?

実は、多くのオフィスチェアは万人向けに設計されているため、個々の体にぴったり合うとは限りません。だからこそ「なんか違う…」と感じる人が多いんです。

でも、もしあなたの背中の形や動きに合わせて【柔軟に変形しながら】しっかり支えてくれるオフィスチェアがあったら?

それが今回ご紹介する「リープ(Leap )」です。

この椅子の最大の特徴は、【背中の動きに合わせて曲がる背もたれ:ライブバック】。
さらに、フィット感の調節や取り外し可能なランバーサポートなど、まさに「あなた専用」の座り心地を作れる一脚です。

実際に私はこのリープを36日間、毎日8時間以上座り込んで、その実力を徹底検証しました。

この記事では、実際に使ってみたからこそ分かった「リープに向いている人、向いていない人」、「良い点・気になる点」を詳しくレビューしていきます。

「本当に快適なオフィスチェア」を求めるなら、ぜひ最後までチェックしてください。

もし、性能だけ知りたい場合は、目次から各部詳細に飛んでくださいね。

スチールケース「リープ」とは?

リープの3面写真
リープ V2

リープは、世界的なオフィス家具メーカー スチールケース(Steelcase)が手がける高級オフィスチェア。日本では少しマイナーな存在ですが、海外では「名作チェア」として多くの企業や個人に愛用されています。

最大の特徴は、柔軟に動く背もたれ「ライブバック」と、独自のリクライニング機構「ナチュラルグライド」。体の動きに合わせてしなやかにフィットし、長時間のデスクワークでも快適な座り心地をキープできます。

スチールケースのオフィスチェアは販売店によって価格や保証内容が異なることがあるため、しっかりチェックしてから購入するのがポイント。

今回は、最新モデルのリープ V2を詳しくレビューしていきます!

リープ V2に向いている人、向いていない人

早速ですが、この記事の結論は下記のとおりです。

リープ V2に向いている人

  • 通常姿勢と後傾姿勢を頻繁に行き来する人
  • ソフトな背もたれと快適な座り心地を求める人
  • 身長150cm後半から快適に使える椅子を探している人

リープ V2に向いていない人

  • 夏場にクッションのムレが気になる人
  • 背もたれを使って”ゆらゆら”ロッキングを楽しみたい人
  • 背もたれの包まれ感が苦手な人

ここでは簡単に説明しますが、詳細は良い点、気になる点でお話しします。
すぐに知りたい方は各項目のリンクから飛べるようになっています。

リープ V2に向いている人

通常姿勢と後傾姿勢を頻繁に行き来する人

リープ V2はナチュラルグライド機能(詳細は良い点①)のおかげで、リクライニングしても椅子の位置を前後に大きく動かす必要がありません。

背もたれはどんな角度でもしっかり安定(詳細は良い点②)。アームレストも定位置をキープするため、作業ごとの姿勢変化にスムーズに対応できます。

ソフトな背もたれと快適な座り心地を求める人

リープ V2の背もたれは、一般的なオフィスチェアとは違い、体にフィットする調整可能な柔軟性(ライブバック:詳細は良い点⑥)を提供。包み込まれるような形状になっており、作業中のちょっとした上半身の動きにもスムーズに追従します。

さらに、背もたれがしなやかに曲がるので、体を預けたストレッチもしやすいのもポイント。座面には、太もも裏の圧迫を軽減するパッシブ・シート・エッジ(詳細は良い点⑤)を採用。長時間座っていても快適さをキープできます。

リープの柔軟な背もたれを活用してストレッチする様子
リープ V2の柔軟な背もたれ

身長150cm後半から快適に使える椅子を探している人

リープ V2は座面の高さを低めに調整可能(詳細は良い点③)。海外製のオフィスチェアは大きいという印象がありますが、リープ V2ならやや小柄な方でもしっかりフィットする設計になっています。

リープ V2に向いていない人

夏場にクッションのムレが気になる人

クッションタイプの椅子なので、メッシュチェアほどの通気性は期待できません。とはいえ、リープ V2は特殊な素材と背もたれのスリット構造で熱のこもりを軽減する工夫(サーマルコンフォート技術)を採用。完全にムレを防ぐことはできませんが、一般的なクッションチェアよりも快適です。

熱のこもりを低減するリープの背もたれスリット
リープ V2の背もたれスリット

背もたれを使って”ゆらゆら”ロッキングを楽しみたい人

リープ V2は安定した座り心地を重視しており、ゆったりとしたロッキング機能は控えめです。背もたれがワンテンポ遅れて追従する構造のため、ロッキングチェアのようにゆらゆらと気持ちよく揺れる動作には向いていません。ただし、その分どんな角度でも姿勢が安定するというメリットがあります。

参考までにロッキングのスムーズな初代エルゴヒューマンとリープ V2を比較してみました。

ロッキング比較
(初代エルゴヒューマン vs リープ V2)

背もたれの包まれ感が苦手な人

リープ V2の背もたれは、体をしっかり包み込むようなカーブ形状(写真はこちら)になっています。そのため、姿勢によっては背もたれの側面が腕に干渉することがあります(詳細は気になる点①)。

しっかりとフィットする感覚が好きな人には快適ですが、開放感のある座り心地が好みの方には向かないかもしれません。

リープ V2の良い点、気になる点

リープ V2をレビューして感じたのは長所が多く、大きな欠点がほとんどないことです。気になる点として挙げた項目はあるものの、本当に気を付けてほしいものは「気になる点①」のみ。他は「知っておいたほうが良いもの」と、「簡単に対策が取れるもの」です。

  1. 姿勢の変化にフィットする「ナチュラルグライド」
  2. 好きな角度でピタッと止まる「自由自在なリクライニング」
  3. 幅広い身長に対応!リープ V2の柔軟な座面調整
  4. 自由自在なアームレスト調整で快適な作業環境を実現
  5. 快適な座り心地を支える「パッシブ・シート・エッジ」
  6. 「背中がフィットする」感覚を生むライブバック機能
  7. 長期保証で安心して使える
  1. 背もたれがひじに干渉することがある
  2. 調節レバーの調節音と操作感
  3. ランバーサポートの存在を感じる
  4. 前傾姿勢にはやや不向き
  5. アームレストの高さがもう少し欲しい
  6. 背もたれ背面のフレームがつかみにくい

リープ V2の良い点

① 姿勢の変化にフィットする「ナチュラルグライド」

リープ V2を使ってまず驚くのが、リクライニング時の座面の動きです(写真はこちら)。

一般的なオフィスチェアは背もたれを倒すと、体が机から離れてしまいます。結果的に椅子を前に動かす手間が発生し、作業の流れが途切れがち。

しかし、リープ V2の「ナチュラルグライド」機能は、リクライニング時に座面が前方へスライドします。上半身は後ろに倒れつつも、下半身は前に動くため、体が机から離れる距離を最小限に抑えることができます。

さらに、リクライニングしてもアームレストの角度が変わらないため、背もたれを倒しながらのタイピングにも対応。姿勢にフィットする最適なポジションを作りやすいアームレストは、リープ V2の快適性をさらに高める要素のひとつです。

この動きのおかげで、リクライニングしたままでも手元の作業をスムーズに継続可能。椅子の位置を調整する手間が減るので、集中力を保ちやすいのが大きなメリットです。

下の写真はリープ V2とエルゴヒューマン プロ2オットマンの動きを比較したものです。エルゴヒューマンはリープとは反対に座面が後ろにスライドするドリフトロッキングを採用しています。

リープ V2とエルゴヒューマン プロ2オットマンのリクライニング動作の違い
リクライニング動作の違い
(リープ V2 vs エルゴヒューマン プロ2オットマン)

エルゴヒューマンは腰とアームレストの位置が机から離れますが、リープはほとんど動かないことがわかると思います。

② 好きな角度でピタッと止まる「自由自在なリクライニング」

リープ V2のリクライニングは角度を「無段階」で調整できるのがポイントです。

多くのオフィスチェアは、決められた角度でロックするタイプですが、リープ V2はリクライニング範囲を設定できる仕様。特定の角度では固定できませんが、リクライニングに独自の粘りがあるため「ガチッと固定しなくても、好きな角度で自然に止まる」感覚が得られます。

リープ V2の安定するリクライニング

特に、リクライニングの反発力が絶妙で、体の重心を少し動かすだけで角度をスムーズに調整可能。例えば、作業に集中するときは直立寄り、リラックスしたいときは少し後ろへ…といった調整が、レバー操作なしで自然にできます。

この「自由自在なリクライニング」は、長時間のデスクワークで姿勢をこまめに変えたい人には理想的。まるで椅子が体の動きを理解してくれるような感覚でした。

普段エルゴヒューマンで背もたれ角度を固定して使う私ですら、リープ V2を使う上で固定する必要を全く感じないほど完璧な角度コントロールです。

③ 幅広い身長に対応!リープ V2の柔軟な座面調整

海外製のオフィスチェアは「サイズが大きく、日本人には合いにくい」とイメージしがちですが、リープ V2は違います。

座面高さは394~521mmまで調節可能。これにより計算上、身長158~208cm程度の人まで快適に使える設計になっています。

特に、座面を低く調節できるのは大きなメリット。海外製チェアでありがちな「足が床につかない問題」を解決し、小柄な方でもしっかり安定して座ることが可能です。

また、床置きのフットレストを併用すれば150cm半ばの方でも快適に使用可能。ただ、背もたれの高さがあるため、150cm前半以下の方にはやや大きく感じるかもしれません。

下の写真はリープ V2(左)とエルゴヒューマン プロ2オットマン(右)の最低座面高さを比較したものです。リープのほうがかなり低いことがわかると思います。

最低座面高さの比較(左:リープ V2、右:エルゴヒューマン プロ2オットマン)
最低座面高さの比較
(左:リープ V2、右:エルゴヒューマン プロ2オットマン)

エルゴヒューマンはメッシュ座面ですので、座るとかなりたわみます。実際に座った時の差は、写真ほど大きいわけではありません。

④ 自由自在なアームレスト調整で快適な作業環境を実現

リープ V2のアームレストは上下・前後・左右・角度と細かい調整ができ、作業姿勢にしっかりフィットするのが特徴。

特に、アームパッドを内側に寄せられるため、肩幅の狭い方にもフィット。最も狭くした状態で390mm、アームパッドを内向きにすれば325mmまで調整でき、自然な姿勢をサポートします。

自然なタイピング姿勢をとれるアームレストの様子
肩幅の狭い人にも合うアームレストの調節機能

⑤ 快適な座り心地を支える「パッシブ・シート・エッジ」

リープ V2の座面クッションは適度な硬さと弾力があり、長時間座っても快適でした。

特に「パッシブ・シート・エッジ」機能により、座面の前縁が柔軟に変形。これにより太もも裏の圧迫感を軽減し、血流を妨げにくい設計になっています。

この圧迫感を抑える設計には、高級オフィスチェアならではのこだわりが感じられました。

パッシブ・シート・エッジの変形の様子
太ももの圧迫を軽減するパッシブ・シート・エッジ

上の写真では座面自体が前傾しているように見えますが、これは座面側面部がそう見えるだけで、実際に座る座面中央はやや後傾になっています(詳細はこちら)。

⑥ 「背中がフィットする」感覚を生むライブバック機能

リープ V2の背もたれにはスチールケース独自の「ライブバック(LiveBack)」機能を搭載。座る人の動きに合わせてしなやかに変形し、様々な姿勢にしっかりフィットするのが特徴です。

一般的なオフィスチェアでは背もたれの形が固定されているため、体勢を変えるとフィット感が崩れることがあります。しかし、リープ V2なら直立・後傾・ストレッチ時など、どんな姿勢でも自然に背中を支えてくれるので、姿勢変化が多い人には特に快適

さらに、背もたれ下部の強度を調節することで、フィット感を自分好みにカスタマイズ可能。ランバーサポートの高さも変更できるため、細かい座り心地の調整ができるのも嬉しいポイントです。

リープのライブバックを調節した際の変化
リープのライブバックの調節

⑦ 長期保証で安心して使える

リープ V2は高級オフィスチェアならではの長期保証も魅力のひとつ。

特にスチールケースのオンラインストアでは、部位ごとに異なりますが、ライフタイム保証(素材や製法に欠陥が無いことを保証)・12年保証・8年保証など、他のチェアと比べても非常に長期間のサポートが用意されています(正確には公式HPをご確認ください)。

特にライフタイム保証は「最初の購入者が所有する期間」とあり、長く安心して使えるのがメリット。

ただし、保証の適用条件(販売店や使用環境など)に細かいルールがあるため、事前にしっかり確認することが重要。特にライフタイム保証は素材や製法に欠陥がない場合は、適用外です。また、スチールケースのオンラインストア以外の販売店では保証内容が異なることもあるため、購入時には要チェックです。

とはいえ、これだけ長期間の保証が付いているのは、リープ V2が耐久性に優れた信頼性の高いチェアである証拠。安心して長く使える点も大きな魅力と言えます。

リープ V2の気になる点

① 背もたれがひじに干渉することがある

リープ V2の背もたれは包み込むようなカーブ(写真はこちら)が特徴ですが、特定の姿勢では腕やひじが背もたれの側面と干渉する場合があります。特に、椅子を机に近づけてアームレストを使わずにマウス操作をする際に気になりやすいです。

対策としては、「机と椅子の距離を少し離す」、または「アームレストにひじを乗せる」ことで解決できます。

リープの背もたれと腕の干渉の様子
背もたれと腕の干渉

② 調節レバーの調節音と操作感

リープ V2は調節機能が豊富ですが、リクライニング範囲を調整するレバーは操作時に「ガチガチ」と比較的大きな音が鳴ります。特に夜間など静かな環境では、この音が気になることも。

操作感もやや硬めで滑らかさに欠けるため、高級チェアとしては少し物足りなさを感じるかもしれません。ただ、一度調整してしまえば頻繁に操作する部分ではないため、大きな問題にはなりにくいでしょう。(動画はミュートを解除して再生してください。)

リクライニング範囲調節レバーの調節音

③ ランバーサポートの存在感を感じる

リープ V2の背もたれは柔軟にフィットする設計ですが、クッションがやや薄めのため、位置によってはランバーサポートの当たりを少し強めに感じることがありました。

特に長時間座っていて気になる場合、快適に使うにはライブバックの反発力調整やランバーサポートの高さ調整が重要になります。

どうしても合わない場合、簡単にランバーサポート自体を取り外すことができるのは良い点です。

ランバーサポートの脱着

④ 前傾姿勢にはやや不向き

リープ V2の座面は他のオフィスチェアに比べて、やや後方へ傾斜(計測値7.2°)しています。顔を下に向ける作業や前のめりの姿勢では、太ももへの圧迫感を感じることがありました。

特に、長時間前傾姿勢をとる人にとっては、快適性が十分に発揮されない可能性があります。リープ V2は背もたれに体を預けて使うことで快適さを最大限に発揮するため、前傾作業が極端に多い人は試座して姿勢を確認するのがおすすめです。

リープの座面角度の計測
リープ V2の座面角度

上の写真はスマホの水平器アプリでの計測の様子で、計測位置は座面のほぼ中央です。数値は置く場所によってかなり違った結果になりますし、スマホとアプリの精度にもよります。参考程度に見ていただければと思います。

⑤ アームレストの高さがもう少し欲しい

リープ V2のアームレストは自由度が高いものの、身長170cmの私には「あと20mm高く調整できればベスト」と感じました。

調節幅は十分なのですが、座面に対する最低位置が低めの設計になっているため、体格によっては最高位置の高さが不足することになります。

下の写真はリープ V2(左)とエルゴヒューマン プロ2オットマン(右)の座面の高さをそろえてアームレストの高さを比較したものです。リープのほうが低いことがわかると思います。

同じ座面高さに対するアームレストの高さ比較(リープ V2 vs エルゴヒューマン プロ2オットマン)
座面に対するアームレストの高さ比較
(左:リープ V2、右:エルゴヒューマン プロ2オットマン)

ちなみにこれはアーロンチェアとコンテッサでも同様でした。ただ、タオルを置くなど簡単な工夫で快適に使うことができます。

また最低高さが低いおかげで、アームレストがデスクの引き出しなどに干渉せず、収納しやすい点はメリットといえます。

⑥ 背もたれ背面のフレームがつかみにくい

リープ V2は比較的軽量なチェアですが、背もたれのフレーム部分がつかみにくいため、移動時に少しだけ扱いづらいと感じました。

背もたれ面とフレームの隙間が狭すぎて、つかみにくい様子
少しつかみにくい背もたれフレーム

フレームと背もたれの隙間が狭く、指をしっかりかけにくいため、頻繁に椅子を動かす人はストレスを感じるかもしれません。とはいえ、椅子自体はそれほど重くないので、机まわりで動かす程度なら大きな問題にならないと思います。

リープ V2を購入検討する際の注意点

リープ V2を購入検討する際の注意点は下記の3つです。

  • 購入店選び
  • 試座のチェックポイント
  • 中古商品を検討する際のメリット・デメリット

購入店選び

購入店、購入サイトは決して価格だけで決めないようにしましょう。店によって保証内容が異なることがあるため、よく確認することが重要です。価格についても送料まで含めた金額で比較することをおすすめします。

公式販売サイトでの購入は安心かもしれませんが、万が一の不具合や修理の際は自分でコミュニケーションをとる必要があります。

一方で店舗や販売サイトによっては修理の際に連絡すれば、間に入ってしっかりサポートしてくれるところもあります。購入前にサポートの記載の確認し、問い合わせてみるのも良い方法です。

試座のチェックポイント

リープ V2を試座する際に注意したい点を5つ、まとめておきます。詳細はリンクを確認してくださいね。

  • 背もたれがひじと干渉しないか(詳しくはこちら
  • 座面の傾きに違和感は無いか(詳しくはこちら
  • パッシブ・シート・エッジは自分の体重で機能するか(詳しくはこちら
  • 背もたれの感触に違和感が無いか(詳しくはこちら
  • アームレストの高さは十分か(詳しくはこちら

中古商品を検討する際のメリット・デメリット

リープの中古商品は何といっても価格が魅力的なのですが、せっかくの長期保証が使えないという落とし穴があります。

私は長期保証がリープの大きなメリットと考えているため、それを失う中古商品は積極的にはおすすめしません。

ただ、ある程度のデメリットを許容できるのであれば、下記を踏まえて検討してみる価値はあると思います。

メリット

  • 商品数がわりと豊富
  • かなり低価格で入手できる可能性あり
    (V2モデルが3~6万円程度で入手できることも。)
  • 椅子自体の耐久性が期待できるため、比較的安心できる

デメリット

  • メーカー保証が使えない
    (せっかくの長期保証が無駄になります。)
  • 樹脂部分が多いため、小さな傷は珍しくない
    (腰部の右側の調節ダイヤルとアームレスト支柱の傷は割と多い傾向。)
  • 世代の見極めは必須
    (2025年3月現在はV2シリーズが最新です。座面裏にモデル名の記載があれば必ず確認しましょう。他には古い順にAタイプ・Bタイプ・4621211系・HDシリーズが存在しますが、現在ではHDをたまに見かける程度です。ちなみにHDは2007年に販売を終了しています。)

中古のリープ V2を検討したい場合は、現物を試座でき、可能なら店舗で半年以上の保証を付けてくれる販売店での購入をおすすめします。

リープ V2のまとめ

リープは、身長150cm後半からのユーザーが快適に使え、通常姿勢と後傾姿勢を頻繁に切り替える人に最適なオフィスチェアです。アームレストはしっかり内側に寄せられるため、自然な姿勢でタイピングしやすい設計になっています。さらに、他のオフィスチェアと比べても保証期間が長く、購入後の安心感が高いのも大きな魅力です。

ただし、背もたれの包み込む形状が腕に干渉する場合や、座面の角度による太ももへの圧迫感など、人によっては気になる点もあるため、試座して自分に合うか確認するのがベストです。また、保証内容は販売店によって異なることがあるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。

全体的に、高級オフィスチェアとしての完成度は非常に高く、体にフィットすれば長時間快適に座れる一脚。
ワーク環境をアップグレードしたい人におすすめです!

以上、ここまでご覧いただきありがとうございます。もしこの記事でリープ V2に興味を持っていただけたなら、ぜひ店頭で座ってみてください。皆さんが魅力的なオフィスチェアに出会えることを願っています。

さらに各部位の詳細を知りたい方は、以下に細かい説明を載せておきますのでご覧ください。

リープ V2の各部詳細

製造年や製造国によっては、若干数値が異なるものもあります。また計測値とあるものは私が個人的に計測したものであるため、一定の誤差はご容赦ください。

購入の際は公式サイト、もしくは販売店にて必ず確認されることをおすすめします。

リープ V2の価格とバリエーション

ここでは公式販売サイトでの価格とバリエーションを紹介します。価格は2025年3月時点のものとなります。

基本価格は179,980円(税込)で、カラーバリエーションは下記のとおり。

  • エラ(Era) 5ER9 オニキス;ブラックフレーム
  • メドレー(Medley) 60999 ペッパーブラック;ブラックフレーム
  • メドレー(Medley) 60167 グレイブラウン;4799 プラチナフレーム
  • エラ(Era) 5ES7 ナイトアウル ; 4799 プラチナフレーム
  • メドレー(Medley) 67006 スカイブルー;4799 プラチナフレーム
  • エラ(Era) 5EU1 ピンク ; 4799 プラチナフレーム
  • エラ(Era) 5ER2 ブルーニッケル ; 4799 プラチナフレーム

エラ、メドレーは生地の種類を表します。その後ろは張地の色になり、「;」の後ろはフレームの色になります。

エラ:細かい折り目で滑らかな肌触り

メドレー:しっかりした織り目で耐久性が高い

あと、レザー仕様はモンタナレザー(ブラック M351);ブラックフレームがあり、価格は239,980円(税込)となります。

実際には他にも生地の種類があり色も豊富なのですが、すべてが日本で購入できるわけではないようです。これは他の海外製オフィスチェアにも言えることなので、特段リープだけというわけではありません。

購入店によっては下記の生地も選択できるかもしれません。その際はサンプルの生地を見せてもらいましょう。
(Buzz 2, Cross Check, Cogent Connect, Omni-R, New Black, 3D Knit)

オプションとして40,000円の追加でヘッドレストを付けることができます。ただ、ユーザーでの脱着はできないため、ご注意ください。

ちなみにヘッドレスト、アームパッド、キャスターはどれを選んでもブラックになるようです。

リープ V2の座面

座面高さ調節

リープの座面高さ
リープ V2の座面高さ

床面からの調節範囲:394-521mm(カタログ値)

調節幅:127mm(カタログ値)

一般的に座面の高さは、身長の1/4の高さが適切といわれています。したがって計算上は身長157.6~208.4cmに対応できます。床置きのフットレストを使えばもう少し小柄な人も対応可能です。

ただ、座面高さ以外のサイズもフィットするかは、必ず試座をして確かめてください。

リープ V2の座面右下にある座面高さ調節レバー
座面右下にある座面高さ調節レバー

座面奥行き調節

リープ V2の座面奥行き
リープ V2の座面奥行き

せもたれの最凹部から座面前縁までの距離:420-496mm(計測値)

調節幅:76mm(計測値)、9段階

身長170cmの私が最小の420mmで座ると、座面前縁とひざ裏の間に指4本が入る程度の余裕があります。他のオフィスチェアと比べても広範囲の身長に対応できる設計です。調節の感触や騒音は特に問題ありませんでした。

座面左下にあるリープ V2の座面奥行き調節レバー
座面左下にある座面奥行き調節レバー

全てのオフィスチェアに言えることですが、この寸法は椅子自体の調節機能の他には救済方法がありません。椅子が自分の体格に合うか合わないかの最初のチェックは、座面奥行きが合うか合わないかで確認しましょう。

ナチュラルグライド

ナチュラルグライド(Natural Glide)は背もたれを倒すと同時に座面が前方にスライドするリクライニング機構で特許を取得しています。

リープ V2のナチュラルグライドによる座面移動の様子
リープ V2のナチュラルグライドによる座面移動

他の高級オフィスチェアは、リクライニングに連動して座面がすこし後ろに傾くシンクロリクライニングやさらに座面が後方へ移動するものが多いです。これにより姿勢はリラックスしやすくなるのですが、同時に体が机から離れてしまうため、椅子自体を少し前方に移動する必要が出てきます。

ナチュラルグライドは、上半身をしっかり倒しながら同時に体を前方に移動させます。他のオフィスチェアに比べて椅子の移動を最小限に抑えられるので、集中力を途切れさせないメリットがあります。

他の椅子との比較はこちらをご覧ください。

パッシブ・シート・エッジ

リープ V2の座面前縁部は可動クッションになっており、一定以上の力がかかった時に下に曲がるシステムです(写真はこちら)。これをパッシブ・シート・エッジと呼んでいます。

これにより太もも裏の過剰な圧迫を逃がすことで快適な座り心地を維持しています。割と硬めの機能なので、試座の際にはご自身の体重でちゃんと働くか確認するようにしましょう。

クッション

リープ V2の座面クッションの形状
リープ V2の座面クッション形状

クッションはやや固めながら、お尻をしっかり受け止めてくれる形状に成形されています。長時間座っていても快適で、違和感を感じることはありませんでした。

おすすめするわけではありませんが、座面であぐらをかくことも可能です。アームレストが最低位置だと干渉する人もいるかもしれませんが、調節で回避できます。

ただ他の椅子に比べて若干後方に傾きがある(詳細はこちら)ため、下を向く姿勢の多い人は試座の際に太もも裏に違和感が無いか、必ず座って確認しましょう。

リープ V2の背もたれ

ライブバック

背もたれ自体が柔軟性のある樹脂プレートでできているため、動きのある上半身をしなやかに支えます。さらに腰付近のフィット感を調節できるため、人それぞれで違う背骨のS字にしっかり寄り添うのがライブバック機能です。操作感や騒音も問題ありません。

リープ V2のライブバックの柔らかさ

形状

背もたれ高さはアーロンチェアより大きく、コンテッサと同じくらいで、エルゴヒューマンより小さいといったところです。他のオフィスチェアと比べると幅方向のカーブがしっかり着いていることが分かります。

リープ V2の背もたれを上から見下ろした様子
リープ V2の背もたれを上から見下ろした様子

また背面には背もたれクッションにこもる熱を排出させ、ライブバックの柔軟性を担保するスリットが入っています(スリットの写真はこちら)。

リープ V2の背もたれクッションは取り外し可能です。万が一汚れが付いてしまった場合などは取り外して掃除することが可能なので、清潔好きの方にもマッチします。取り外し方法は、BTODtv様のチャンネルに解説動画がありましたので、共有しておきます。

ランバーサポート

上下調節範囲:127mm(カタログ値)

リープ V2のランバーサポートは、背もたれ樹脂とクッションの間にベルト状の樹脂をはさんだものとなっています。仙骨から腰椎まで上下に幅広く調節でき、不要な場合はユーザー側で簡単に取り外しができるのが特徴。当たりの強さはライブバックの調節機能で調節しましょう。

リープ V2のランバーサポート単体
リープ V2のランバーサポート単体

下の写真はリープの背もたれからクッションをとった状態です。ランバーサポートを取り付けた状態と取り外した状態を交互に表示しています。

リープ V2のランバーサポートの構造
リープ V2のランバーサポートの構造

リクライニング

リクライニングの水平に対する角度:105~125°(背もたれ上部で計測)

ただし背もたれ自体が柔軟に曲がるため、実際はもう少し角度が大きくなります。

リクライニング角度をロックさせる機能はありませんが、リクライニング範囲を5段階でロックさせることができます。

リープ V2のリクライニング範囲調節
リープ V2のリクライニング範囲調節

リープ V2の座面右下にあるリクライニング範囲調節レバー
座面右下にあるリクライニング範囲調節レバー

リクライニングの反発力を調節することで、リクライニング角度をロックしなくても好きな角度で作業を続けることができるため、実質ロック機能は不要です。動画はこちら

リクライニング反発力調節は調節範囲も十分で、ダイヤルも回しやすく、約4回転半で最弱から最強まで変更できます。

座面右下のリクライニング強度調節ダイヤル
座面右下のリクライニング強度調節ダイヤル

ちなみにリクライニングの反発力を利用して、背もたれをゆらゆら揺らすロッキングはリープ V2ではほぼ使えません。

リープ V2の背もたれは倒した後上半身を起こしても、ゆっくりワンテンポ遅れて戻ってくるため、姿勢を戻すときは自身の腹筋を使う必要があります。これはリクライニングの反発力を強くしても同じです。参考動画はこちら

リープ V2のアームレスト

リープ V2のアームレストはいわゆる4Dアームレストですが、水平方向の調節機構が他のオフィスチェアとは少し違うため動きが独特です。

それぞれの調節範囲は下記のとおりです。

高さ調節

高さ調節範囲:102mm(カタログ値)、9段階

上下調節は座面からの最低高さが低いため、最高位置に調節しても人によっては高さが物足りなく感じられるかもしれません。試座の際には必ず確認しましょう。

もし低いと感じてもアームパッドの上にタオルなどを置くことで比較的簡単に解消できるため、大きな障害にはなりにくいです。

リープ V2のアームレスト高さ調節
リープ V2のアームレスト高さ調節

前後調節

前後調節範囲:65mm(計測値)、無段階

リープのアームレストはリクライニングに追従しないため、リクライニングした状態でも使えるよう、かなり後ろまで調節することができます。

リープ V2のアームレスト前後調節
リープ V2のアームレスト前後調節

左右調節

左右調節範囲:50mm(計測値)、無段階

左右調節範囲は他のオフィスチェアと比べてかなり大きくなっており、特に脇を閉めた状態でアームレストを使いたい人にはもってこいの機能です。

リープ V2のアームレスト左右調節
リープ V2のアームレスト左右調節

角度調節

角度調節範囲:内側30°、外側30°、無段階

リープのアームパッドの角度調節は、一般的なオフィスチェアと異なる独自の機構を採用しているため、回転の中心が1点になりません。試座の際に必ず確認するようにしましょう。

リープ V2のアームレスト角度調節
リープ V2のアームレスト角度調節

アームパッドの柔らかさ

リープ V2のアームパッドはしっかりしたクッションが入っています。特段柔らかいわけではありませんが、ひじを乗せてタイピングを行っても痛みを感じることはありませんでした。

柔らかさは初代エルゴヒューマンと同じくらいですが、クッションの厚みは少しだけ厚いようです。アーロンチェアやエルゴヒューマン プロ2には及びません。

表面の素材はさらっとしていて、コンテッサ セコンダに似た感じです。厚みは初代エルゴヒューマンより少し厚く感じました。中のクッションと表面の素材の固さはバランスが取れていて良かったです。

リープ V2アームパッドの柔らかさ

アームレストのガタツキ

アームレストの高さを最高位置にすると少しガタツキが気になります。タイピングでひじを置いた状態だと手の動きに合わせて少しガタつくことがありました。気にする人としない人は半々くらいのレベルです。タイピングに使いたい方は、試座の際に確認しておくと良いと思います。

リープ V2のヘッドレスト

オプションですが、40,000円の追加で上下に高さ調節が可能なヘッドレストを付けることができます。

ただしユーザー側で取り外しできず、後付けも不可能なため、十分な検討が必要です。レビューしたリープ V2はヘッドレストの無いものとなります。

リープ V2のキャスター

キャスター径:63.5mm(計測値)

椅子の重量と見合った一般的な大きさです。リープ V2のキャスターはソフトキャスター(硬い床用)とハードキャスター(カーペット用)があります。

リープ V2のキャスター
リープ V2のキャスター

リープ V2の重量

重量:21.15kg(計測値)

ヘッドレスト付きはもう少し重くなります。持ち上げようとするとそれなりに重く、取り回しも少し重く感じました。これは背もたれフレームのつかみにくさも影響していると思います。

座った状態での移動は、特に重さを感じることはありませんでした。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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