【セイルチェアを徹底レビュー】おしゃれでコンパクトな本格派エルゴノミックチェア【ハーマンミラー】

部屋の雰囲気を壊さず、でもしっかり体を支えてくれる本格的なデスクチェアが欲しい、そう思ったことはありませんか。
身体をしっかり支えてくれるデスクチェアはどれも大きくて、ごつかったり、職場感が強すぎたりして、「家で使うにはちょっと」と思うものも多いです。そんな中、これまでご紹介したオフィスチェアと比べても圧倒的にデザイン性に富んだデスクチェアがあります。それがハーマンミラー(Herman Miller)のセイルチェア(SAYL Chair)です。
なぜなら、セイルチェアは軽くてコンパクト、とても扱いやすいにもかかわらず、しっかり腰を支えることのできる座面と背もたれ、そしてリクライニング構造を持っているからです。しかも筆記作業に最適な前傾チルト機能付きです。
私はこれまで9脚の高級オフィスチェアをいずれも毎日8時間、いずれも最低1か月以上使用してレビューしてきました。これらの経験は今回のセイルチェアのレビューに深く活かされています。
この記事では、セイルチェアのメリットだけでなく、意外なデメリットや詳細な仕様と構造、購入時の注意点まで、検討時に必要な情報をすべて紹介します。この記事を読めば、あなたがセイルチェアに向いているか、そうではないのかがはっきりとわかります。
結論、もしあなたが魅力的で実用性の高いコンパクトなデスクチェアを探しているなら、セイルチェアは検討候補の筆頭に立つ一脚だということです。
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セイルチェアとは
セイルチェアは、アメリカのハーマンミラー社(デザイナーはイヴ・ベアール)が作り上げ、2010年に発表されたロングセラーのエルゴノミックオフィスチェアです。
このオフィスチェアを横から見ると、その名前の由来である帆船の帆(セイル:Sail)の形がイメージできます。またその帆を支える柱の役割を果たしているのがYタワーと呼ばれる帆柱になります。このYタワーにちなんで、Sailのiをyに変えてSayl Chairと表記するようになりました。

同社の中ではエントリーモデルとしての立ち位置になりますが、機能的にはオプション次第でハイエンドクラスに迫る性能を持つオフィスチェアになります。
レビュー機の仕様
今回私がレビューしたセイルチェアの仕様をご紹介します。

| フレーム | ブラック |
| ベース(脚) | ブラック(樹脂脚) |
| 座面 | 生地:コスモス、カラー:ノアール(現在のブラック相当) |
| アームレスト | アジャスタブル(アームパッド:ブラック) |
| キャスター | カーペット用 |
| ランバーサポート | なし |
セイルチェアの良い点・気になる点
早速ですが、レビューして分かったセイルチェアの良い点と気になる点をそれぞれ4つ、ご紹介します。
セイルチェアの良い点
ここではセイルチェアの良い点で挙げた4つの項目の詳細をお話しします。
高いデザイン性
コンパクト

セイルチェアはコンパクトに設計されていて、圧迫感がかなり控えめです。特に背もたれ高さが低めで、メッシュ状の透け感のあるデザインがうまく働いています。デザイン的にも低重心に設計されているため、個性的な形状にもかかわらず違和感なく部屋になじみます。
カラーバリエーションが豊富
カラーバリエーションは明るい色から落ち着いたダーク系まで豊富に用意されているため、リビングでも書斎でもかなり幅広い雰囲気に合わせることができます。
購入店によって選択できるカラーが異なるため、色にこだわりがある場合はよく調べる必要があります。カラフルな色合いの場合、納期が2~3か月先になることには注意が必要です。
(カラバリ豊富な店の紹介:ワーカホリック)
詳しくは[各部詳細のカラーバリエーション]をご覧ください。
作業がはかどる座り心地
座面クッションに安定感がある
やや硬めのクッションは座った瞬間は少し硬さを感じますが、落ち着くとしっかりお尻にフィットしてくれます。安定感がありつつも深く沈み込まないため、姿勢に自由さがあります。
しっかりした腰のサポート

セイルチェアの背もたれは形状自体が、姿勢を支えるポスチャーフィット機能を持っています。このおかげで腰さえしっかり背もたれに固定させておけば、それより上の背中を背もたれに預けなくても姿勢を安定させることができます。
前傾チルト対応
セイルチェアの前傾チルトはかなり使いやすい(押されている感が少ない)と感じました。アーロンチェアやエルゴヒューマン プロ2の前傾チルトが使いづらくても、セイルチェアの前傾チルトは使いやすいと感じる人は多いと思います。
この理由はセイルチェアの背もたれが小さく、私の身長(173cm)だと肩甲骨の下くらいまでしか当たらないためです。これよりも高い位置に背もたれが当たると背中を押されている感覚(姿勢に対する窮屈さ)が強くなりました。

使いやすい調節機能
座面高さや奥行きの操作はスムーズに調節できて快適です。特にリクライニング操作が直感的で簡単なため扱いやすいです。複雑な操作になりがちな前傾操作も割と簡単に操作できます。詳細は[セイルチェアのリクライニング]をご覧ください。
小柄な人にもフィットする
小柄な人を意識した調節機能
座面の最低高さがカタログ上最低425mm(計測値では410mm)から調節できます。これはクッションのたわみ分も考慮すると身長160cm付近からしっかり合わせることができるサイズです。座面奥行きも小柄な人にも合うよう狭めの範囲(430~480mm)に調節できるようになっています。
もし身長が160cmに満たない場合でも床置きのフットレストを使用すれば、150cmくらいまでなら快適に使用することができると思います。ただその場合、背もたれはハイバック並みの大きさになります。
とにかく軽い
これまでレビューしてきた中で最も軽量だったシルフィーが16.4kgでしたが、セイルチェアはそれよりもさらに軽い14.8kg。離着席時の椅子の軽さはそのままフットワークの軽さになるため、今までよりもずっと軽い気持ちで机に向かえるようになります。
余談ですが、もし机に向かう習慣がなくて、それを身につけたいと考えているなら、セイルチェアのように軽いデスクチェアを選ぶことをおすすめします。机の前に座るストレスが重さと一緒に軽減されるため、思った以上に効果があります。
セイルチェアの気になる点
ここではセイルチェアの気になる点で挙げた4つの項目の詳細をお話しします。
軋み音がする
セイルチェア最大の問題点は軋み音です。大きな音ではありませんが、気になる人には気になるくらいの音(ミシミシ、メキメキ、パコパコ音)がします。音のするシチュエーションは、座っているときに大きく重心位置を変えたり、背もたれを倒した状態から戻ってきた瞬間などです。
特に重心移動では、座面下付近からそこそこ大きな音がすることがあり、深夜の使用は慎重になります。
ただ、この軋み音は最初からするわけではありません。普段の扱いで少しずつ悪化する場合があります。
一番気を付けてほしいのはリクライニングの反発力を最弱にした状態で背もたれを最大角度で使うことです。使う人の体重にもよりますが、この時に簡単に限界まで角度が開く状態だと、椅子に少しずつダメージが蓄積される可能性があります。
普段の使用では、しっかりもたれても最大角度までは開かないくらいの反発力に調節しておくと、比較的軋み音の発生を抑えることができます。
背もたれが冷たい

セイルチェアの背もたれはエラストマーで作られていますが、この素材の触感がかなり冷たく感じられます。夏場はひんやりして気持ちいいですが、冬場は結構な冷たさを感じるかもしれません。寒い季節は背もたれに薄いひざ掛けなどをかけて使うと良いです。
背もたれが小さい
コンパクトなデザインの裏返しで、背もたれが小さいため私(身長173cm)以上の体格の人なら、最大角度まで背もたれを倒したときにはさすがに背もたれの高さが足りないと感じるかもしれません。

一方で身長165cmくらいまでの方であれば肩までしっかり支えられるため、あまり気にしなくても良いと思います。それ以上の身長の方は、実機で最大角度の感触を確認することをおすすめします(参考の写真はこちら)。
座面のファブリック(布)がダブつく
セイルチェアの座面表面のファブリックは布地に余裕をもって作られているせいか、ややダブつきが見られます。ただこれは手で整えると問題なくきれいになります。座り心地に影響するようなものではないため、見た目だけの問題といえます。
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セイルチェアに向いている人・向いていない人
ここではセイルチェアの良い点と気になる点を踏まえて、セイルチェアに向いている人と向いていない人はそれぞれどんな人かを紹介します。
セイルチェアに向いている人
小柄な人
良い点でもお話しした通り、セイルチェアは座面の最低高さが425mm(計測値は410mm)と低めで、座面奥行きも430mmからと、コンパクトにまとまっています。海外メーカーのおしゃれな椅子を使いたくても椅子が大きすぎて体に合わないという人には、比較的体に合わせやすいオフィスチェアになっています。

離着席の頻繁な人
普段、椅子に座ったり離れたりが頻繁な人にとって、椅子の重さが離着席のストレスの原因になることがあります。普段重い椅子を使っている人は、セイルチェアに座ると今までストレスを感じていたことに気づくかもしれません。
そんな離着席の頻繁な方にこそセイルチェアをおすすめします。セイルチェアなら重量が軽いため離着席時のストレスから解放されます。また軽すぎる椅子のように着席時に椅子が安定しないわけでもありません。バランスの良い重さ(カタログ値:16.8~18.1kg)を持ちつつも軽快に扱える点がセイルチェアの良いところです。
自由度の高い椅子が好みの人

セイルチェアの背もたれと座面は、ともに緩いカーブでデザインされているため、比較的体を動かしやすくなっています。あまり椅子に体を固定されたくない人には、かなり居心地の良さが感じられるはずです。座面クッションの沈み込みも浅いため、同じクッションでも夏場の暑さにもある程度対応できるタイプのクッションです。
タイピングにアームレストを使いたい人

タイピングにアームレストを使いたい方には、フルアジャスタブルのセイルチェアが断然おすすめです。アームレストの左右幅を調節できないアジャスタブルでもアームレストの左右間の距離(内側計測)が470mmと比較的使える幅です。左右幅の調節ができるフルアジャスタブルなら、多くの方にフィットするはずです。

実際私自身(身長173cm)がアジャスタブルアームレストを使用して使いやすいと感じているため、フルアジャスタブルを使えば、体格的に身長160cmくらいの方にはフィットすると思います。
セイルチェアに向いていない人
軋み音が気になる人
セイルチェアは個体差はあれど、わりと軋み音のする椅子です(動画はこちら)。店頭やオフィスのような雑音の多い場所ではさほど気にならないかもしれませんが、自分以外誰もいない部屋で使うと、気になりやすいです。
店頭で試座する場合は、この軋み音にも注意してみてください。もし静かなデスクチェアであることが最重要であるなら、セイルチェアはしっかり確認したほうが良いかもしれません。
背中全体を支えてほしい大柄な人
セイルチェアの背もたれはコンパクトに作られているため、使う人の身長によってはどうしてもハイバックチェアのように背中全体を支えることはできません。
身長173cmの私だと肩甲骨の下1/3くらいまでを支えてくれます。この高さはリクライニングの2段階までなら問題ありませんが、3段階で長時間作業するには明らかに背もたれの高さが足りないように感じました。ただ一般的な姿勢なら3段階で作業をすることはあまりないように思います。

一方でもう少し小柄な方、例えば身長150cmくらいの方なら背中全体を支えることができます。これであれば第3段階でも十分対応できます。
ご自身の体格に合わせて実機を確認することが大切です。
座面に軟らかさを求める人
セイルチェアの座面は少し硬めのため、座った瞬間の包み込んでくれる優しい座り心地を求めている人には物足りないかもしれません。そういった場合には、シルフィーやコンテッサなど、オカムラの異硬度クッションを一度試してみることをおすすめします。
拘束感高めの椅子が好みの人
向いている人の項でお話しした通り、セイルチェアの座面と背もたれは比較的平らにできており、座面クッションの沈み込みも浅いため、拘束感は弱めです。もっと体を包み込んでくれるような感触を求めるのであれば、シルフィーやリープV2などのカーブの強いオフィスチェアもチェックしてみると良いでしょう。
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セイルチェアの購入方法
セイルチェアの検討方法
セイルチェアを検討するにあたって最も重要なのはサイズ感です。比較的小柄な方にもフィットしやすいオフィスチェアですが、私の所見として、セイルチェアは身長155~175cmくらいの方が快適に使用できるデスクチェアです。ルームシューズやフットレストなどを使用すれば150cmくらいの方でも快適に使えます。ですが180cmを超える方には、おそらくすべてが小さく感じられるはずです。実際は人それぞれで特徴があるため、実物に座って確かめる必要はあります。
また使用用途がセイルチェアに対応できるかも重要です。セイルチェアは筆記作業のような前傾姿勢からデスクトップPC作業などの後傾姿勢が得意で、動画鑑賞のような深い後傾姿勢も長時間でなければ十分対応できます。しかし上半身をしっかり背もたれに預けて仮眠をとるようなシチュエーションには向いていません。特に身長175cm以上の方がリラックス用途に使用する場合は、必ず実機に座って確認することをおすすめします。

性能のバリエーション
セイルチェアには多くのバリエーションがあります。性能的な違いはシンプルですが、カラーバリエーションがかなり多くあり、複雑になっています。
公式サイトで選択できるバリエーションは非常に限られているため、こだわって選択したい方は様々なサイトをチェックする必要があります。選択できるバリエーションは下記のとおりです。
アームレスト
セイルチェアはアームレストなし、アジャスタブル(高さのみ調節可能)、フルアジャスタブル(高さ、前後、左右、角度の調節可能)の3タイプが選択可能です。
離着席が頻繁で、その際にアームレストの補助が必要でなく、作業にもアームレストを使わず、デザイン的にも気にならないなら、アームレストなしを選択しましょう。価格的にもかなり手頃になってきます。
離着席にアームレストがあったほうが良く、作業にもアームレストを時々使う程度なら、アジャスタブルが相性が良いと思います。
タイピングの補助などにアームレストを積極的に使いたいなら、フルアジャスタブルを検討するのも良いでしょう。アジャスタブルでも使えなくはないですが、より快適に使いたいならフルアジャスタブル一択です。
ただ実際には販売店舗によりアームレストなしやフルアジャスタブルが選択できないことがあります。これらを下記にまとめましたので、検討の参考にしてください。アジャスタブルは大抵のサイトで選択可能です。
| アームレストなしが選択可能なサイト | フルアジャスタブルが選択可能なサイト |
| ハーマンミラー(Amazon)(前傾チルト機能なし) | Kagg.jp |
| PLUS (Amazon)(前傾チルト機能なし) | アーロンチェアの庄文堂 |
| オフィスコム(楽天市場)(前傾チルト機能なし) | – |
ランバーサポート
セイルチェアの背もたれはランバーサポートが無くてもしっかり腰を支えてくれます。ランバーサポートはそれを補助するレベルですので、劇的な変化が起きるわけではありません。
また一度有無を選ぶと、後付けや取り外しができないため、注意が必要です。選択する場合は、必ずランバーサポートの付いた実機を試座してから決めましょう。販売店舗によっては選択できない可能性もあります。
脚(ベース)の材質
脚には2種類の素材(ナイロン樹脂とアルミニウム金属)があります。ブラックもしくはフォグを選択するとナイロン樹脂になり、ポリッシュドを選択するとアルミニウム合金になります。ポリッシュドは光沢があり高級感を演出できますが、セイルチェアは樹脂ベースを選んでもデザイン的にバランス良く感じました。価格もポリッシュドを選択すると少し高くなります。
キャスター
セイルチェアのキャスターは「カーペット用」の硬いBBキャスターと「堅床・カーペット用」の柔らかいC7キャスターを選択できます。使用用途によって変えられますが、販売店舗によっては選択肢がない場合もあります。カラーはブラックのみです。価格はBBよりもC7が高くなります。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは[各部詳細のカラーバリエーション]をご覧ください。セイルチェアは、色の選択で価格が変わる点に注意が必要です。
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中古品を検討するなら
セイルチェアの中古品はそこそこ出回っており、10年前の物でも状態が良ければ現在の半額程度の価格で販売されています。10年前の価格を考慮するとかなりリセールバリューの良い商品であることが分かります。逆に言うとセイルチェアの中古品は他のオフィスチェアに比べてやや割高な傾向があります。中古品だとせっかくのハーマンミラー社の製品保証が付かない点も考慮すると、新品で買ったほうかお得なオフィスチェアといえます。
もし中古品を検討するなら、各部の調節機能や軋み音、外観上の傷や汚れが再度売却可能な範囲かを現品で確認することをおすすめします。また販売店での保証期間がある店で検討したほうが後々後悔しにくいです。
ちなみにセイルチェアの軋み音対策はネット上にいくつか方法が紹介されています。これらの方法は新品に対して行うと、せっかくの長期メーカー保証が使えなくなるデメリットがありますが、中古品であれば店舗の保証が切れた後なら気にする必要がなくなります。
もちろん直らなかったり悪化する可能性もあるため、自己責任において作業する必要はあります。
それでも何とかお値打ちに手に入れたい場合は、下記のショップを検討してみてはいかがでしょうか。商品のカテゴリーは中古ですが、未開封の未使用品でいわゆる新古品です。しかもショップがハーマンミラー社と同様の内容を保証してくれます。詳細はショップページをご覧ください。
買って後悔するとしたら
ここでは「セイルチェアを購入して後悔するとしたら」というお題でレビュー中に感じたことをお話しします。
私が後悔するのはおそらく次の3点です。
- 静音性
- 背もたれの小ささ
- ホワイトを選んだ場合の経年劣化による黄ばみ
「静音性」と「背もたれの小ささ」については、すでに気になる点やセイルチェアに向いていない人でお話しした通りです。ここではホワイトの経年劣化による黄ばみについてお話しします。
ホワイトを選んだ場合の経年劣化による黄ばみ
セイルチェアに限った話ではありませんが、特にホワイトのオフィス家具の場合、徐々にうっすら黄色くなってくることがあります。イメージ的にはかなりショックですよね。
これはレビュー中に気になったわけではなく、私の手元にホワイト系のオフィスチェアがあり、その経験からお話しするものです。これに気が付くのはおそらく購入の数年後になるはずです。
下の写真は購入から10年以上たったオカムラのルーチェというオフィスチェアです。メーカーがセイルチェアとは異なるため、必ずしもセイルチェアが同じようになるわけではありませんが、ホワイト系の樹脂の経年劣化による黄ばみの参考になると思います。

どうでしょうか。拡大してしっかり見ると確かに黄色っぽく変色している部分が分かります。ですが少し離れるとほとんど気にならなくなります。
変色の原因は様々ありますが、一般的には直射日光などによる紫外線が大きな要因として挙げられます。逆に言うと紫外線を避ければ、かなりきれいな状態を保つ可能性が高くなります。
普段から直射日光を避けるのは当然として、可能なら部屋の奥に配置するほうが安心できます。窓は紫外線をカットできるUVカットフィルムやカーテンなどで対策すると効果的です。
ただ、変色したとしても単体で見た時に気になるようになるのは相当先です。またその程度も、新品のホワイトと並べて初めて気になるくらいに収まる場合もあります。いずれにしても日頃の扱いによって左右されますので、ホワイトを選ぶ場合は特に丁寧に扱ってあげましょう。もしホワイトを選んできれいに使えているなら、それは日々の暮らしが丁寧な証しといえますね。
私が購入するなら
以下に、「もし私がセイルチェアを購入するなら」という視点で仕様をまとめてみました。あなたが購入を検討するなら、参考にしていただけると幸いです。
↓スマホは横スクロール可能↓
| アームレスト | フルアジャスタブル | アジャスタブルでもタイピングにギリ使えますが、フルアジャスタブルならよりフィットするはずです。 ただし高さはあと少し欲しいため、自分で高さを補うアームパッドカバーを用意すると思います。 デザイン的には少しだけごつくなりますが、私は実用性をとります。 |
| ランバーサポート | なし | ランバーサポートが無くても十分満足できる背もたれになっているため不要です。 デザイン的にもない方がすっきりしていて美しいと思いました。 |
| ベース (脚) | ナイロン 樹脂 | デザイン的に特にポリッシュドアルミでなくても、十分スタイリッシュに感じました。 |
| キャスター | カーペット用(BBキャスター) | 現在の使用環境に合わせました。価格的にもリーズナブルです。 |
| カラー | ホワイト系以外 | 特にフレームはブラック一択です。サスペンションやアームパッド、座面などもダーク系を選びます。 理由は汚れが目立ちにくいからです。きれいに見えれば中古品として売却したり、知人に譲ったりしやすい点も考慮しています。(ただし完全に使い切るつもりなら、外観的な魅力の高いホワイトを選ぶ可能性はあります。) |
セイルチェアの各部詳細
ここではセイルチェアの各部位の詳細を説明します。カタログにはないレビューならではの情報もありますので、参考にしてください。
寸法や調節幅はカタログ値をご紹介します。カタログにない数値やカタログ値と計測値が異なる場合は【計測値】としてご紹介します。
セイルチェアの座面
まずはセイルチェアの座面の基本スペックをご紹介します。
座面サイズ

左右幅:500mm(カタログ値と計測値は一致)
前後幅:460mm(計測値)
座面高さ

調節範囲:425-525mm(100mm)
計測値:410-517mm(107mm)
操作感
座面高さ調節レバーで調節します。操作感は軽くて操作音も静かです。ただ調節レバーが少し遠いため、つかみにくいと感じました。これは私よりも手の小さい方は少し操作しにくく感じるかもしれません。
参考として、セイルチェアとエルゴヒューマン プロ2オットマンのレバーの距離感の比較写真を載せておきます。

座面高さを調節する場合は、上半身を起こした直立姿勢で調節することをおすすめします。レアケースですが、背もたれを目いっぱい倒した状態で座ったまま座面高さを下げようとすると、うまく下がらないことがあります。このような場合は、上半身直立姿勢まで戻した状態で調節すると問題なく操作できます。
座面奥行き調節

直立状態の背もたれ腰部中央より、座面前縁までの長さ
調節範囲:430~480mm(50mm)、5段階
計測値:430~478mm(48mm)
操作感
操作は軽くて調節しやすく、レバーの引き代もちょうど良いです。高級感があるわけではありませんが、チープでもありません。5段階の中間位置で調節レバーを離してしまうと、本来の固定位置にスライドして多少ガチャつくときもありますが、基本的には静かでスムーズな操作感です。
座面の特徴
セイルチェアの座面の特徴は下記の3つです。
短時間から長時間まで幅広く使える
座面クッションはやや硬めでさっぱりしていますが、座骨位置だけでなく太もも裏もしっかり支えてくれます。おかげで体重がしっかり分散するため、中/長時間の着席に耐えられるクッション性があります。
ただ背もたれ高さが控えめなため、上半身をしっかり預ける深い後傾姿勢では、ハイバックほどの快適さはありません。
意外に広く感じる

この感覚の理由は座った時の解放感にあると感じました。まず、硬めのクッションのおかげで、お尻や太ももが沈み込まないため、座った後のお尻の移動がしやすく、暑苦しさも感じにくくなっています。
座面のお尻の形の成形度合いは割と浅めで、全体として平らな印象を受けました。また、アームレストの支柱がかなり座面の後方にあるため、足を自由に広げることができる点も開放感を感じる理由です。それほど広い座面ではありませんが、片あぐらは問題なく組めました。
座面がきしむ
セイルチェアは比較的軋み音がするオフィスチェアです。静かに座っているときは問題ないのですが、大きな重心移動があるとそれなりに音がします。
特に奥行き調節機能の付いた座面の固定が甘いのか、座面付近からミシミシ、ギシギシといった軋み音がします。また時々ですが、座面下からガタッという割と大きな音がします。こういった騒音が気になる人は、試座の際に重心移動を行ってしっかり確認することをおすすめします。
セイルチェアの背もたれ

背もたれの素材
セイルチェアの背もたれは「3D インテリジェント サスペンション バック」と呼ばれ、エラストマー素材でできています。プラスチックとゴムの中間のような素材で、硬めのゴムのように柔軟で弾力があります。柔軟性が高いため、背中の形に合わせて変化しますが、全体を包み込むほどは変形しません。
表面はさらさらとした感触で、衣服が引っかかるようなことはありません。触ると夏でもひんやりとします。冬場に使うとかなり冷たく感じるため注意が必要です。
背もたれの構造

セイルチェアの背もたれは「Yタワーサスペンション」と呼ばれるY字型のフレーム1本で支えられています。フレームは内側をスリット形状にしているため、上半身を左右にねじるような動きにも柔軟に追従して体を支えてくれます(動画はこちら)。これがエラストマー素材の柔軟性と相まってセイルチェアならではの自由度の高い背もたれを実現しています。

背もたれの特徴
デザインだけではないサポート力
セイルチェアは腰を奥まで入れて仙骨が背もたれに沿うように座ると、快適にサポートされるようにデザインされてます。柔軟な素材ですが、腰のあたりはかなりしっかりした硬さがあります。あまり腰を押し付けるような座り方をすると、腰の接触部分が気になる可能性もありますので、ほどほどの当たり具合にとどめておくのが最も快適に座れる方法です。
セイルチェアは背もたれに上半身をしっかり預けても、快適に作業できます。浅い後傾姿勢までなら、大きな背もたれを持つハイバックのオフィスチェアにも引けを取りません。
ただ背もたれ角度が大きく倒れるほど、背もたれの小ささを感じやすくなります。深い後傾姿勢での快適さは、他の背もたれの大きなオフィスチェアには及びません。

ひじと干渉しない背もたれ形状
セイルチェアの背もたれは上部の左右幅が狭くデザインされているため、ひじが背もたれに干渉しにくいデザインになっています。これは机と体の距離を近めにして作業する人に、特におすすめできます。腕が自由な感覚は、スチールケースのジェスチャーに似ています。
背中の自由度を感じやすい形状
背もたれ形状は腰部はカーブがしっかりありますが、上部に行くにつれてどんどん平らになるため、背中の自由度は高いです。

背もたれのホコリには注意
背もたれの格子状のエラストマーは複雑な形状のためホコリが付きやすい点は要注意です(特にブラックなど埃が目立つ色)。気になる人は作業終わりに除電ブラシなどでさっと掃除すると良いでしょう。

椅子を引く際の持ち手がない
セイルチェアの背もたれはそのデザイン上、椅子を引く際の持ち手がないため、背もたれのエラストマー部をつかんで動かすことになります。エラストマーには十分な強度があるため心配はありませんが、個人的な感覚としてここをつかんで動かすのは少し抵抗があります。気になる方は少し持ちにくいですが、Y字フレームをつかんで移動させた方がいいかもしれません。

セイルチェアのリクライニング
セイルチェアのリクライニングは3段階で、さらに前傾チルトが可能となっています。角度の固定は範囲固定タイプです。同じタイプのオフィスチェアには、アーロンチェア、ジェスチャー、リープなどがあります。範囲固定タイプはリクライニングする範囲を固定するもので、背もたれを特定の角度に固定することはできません。詳しくは下の動画をご覧ください。
セイルチェアのリクライニングはハーモニックチルトと呼ばれています。これはどの角度でも快適に過ごせるように座面と背もたれの角度を独自の割合で変化させたリクライニングのシステムです。一般的にはシンクロリクライニングと呼ばれているものに近い機能です。
基本的には、背もたれを倒すにつれて、座面と背もたれの間の角度が少しずつ大きくなっていきます。座面角度の回転中心は座面前縁にあり、リクライニング時は座面がやや後退しながら後縁部分が下に下がるような動きになります。
リクライニング角度
セイルチェアのリクライニングは範囲固定のため、座っていない状態と、座って背もたれに体を預けた状態で角度が異なります。下の表でそれぞれの角度(計測値)をご紹介します。
背もたれと座面の角度
| 段階 | 状態 | 背もたれ角度(A) | 座面角度(B) | 背もたれと座面間の角度(A-B) |
|---|---|---|---|---|
| 前傾チルト | 初期状態 | 95.3° | -0.8° | 96.1° |
| もたれた状態 | 98.9° | 1.1° | 97.8° | |
| 第1段階 | 初期状態 | 106.5° | 3.9° | 102.6° |
| もたれた状態 | 113.1° | 6.2° | 106.9° | |
| 第2段階 | もたれた状態 | 119.4° | 8.6° | 110.8° |
| 第3段階 | もたれた状態 | 127.3° | 12.2° | 115.1° |
「もたれた状態」はしっかり体を背もたれに預けて限界まで倒したときの角度
座面角度の(-0.8°)は水平よりも前下がりを意味しています。

各段階での使用例は次のとおりです。
前傾チルト
前傾チルトについては[前傾チルトの使い心地]をご覧ください。
1段階
背もたれにもたれない状態では直立姿勢になります。筆記やノートPC作業など、視線を斜め下に落とす姿勢に向いています。
背もたれにもたれた状態は軽い後傾姿勢になります。ノートPCやデスクトップPC作業などの視線を斜め下から正面に向けた作業に向いています。

2段階
深い後傾姿勢になります。ノートPCにも使えますが、よりデスクトップPC作業などの視線を正面に向ける作業に向いています。かなり上半身をリラックスさせることができるため、動画視聴などのリラックスにも使えます。

3段階
リラックスがメインの姿勢になります。後傾姿勢として作業に使えなくもありませんが、首の負担が大きいため長時間の作業はおすすめできません。基本的には動画視聴や休憩などリラックスにおすすめの角度です。私はこの角度であぐらをかいて動画を見るのが心地よかったです。

前傾チルトの使い心地
セイルチェアの前傾チルトは、座面と背もたれともに前傾する本格的な機能となっています。また前傾チルトの状態を固定しても、背もたれにもたれた状態ともたれない状態では角度が異なるため、これを利用して2種類の使い方が可能です。

1つめは背もたれには腰のみをしっかりサポートさせて、前かがみになる完全な前傾姿勢です。座面角度がわずかに前下がりなおかげで、腹部が圧迫されにくい姿勢になります。筆記や机の上での細かい作業などに向いていますが、背筋が曲がらないよう自分で気を付ける必要があります。体力を使う姿勢なので、長時間作業する場合はこまめな休憩(30分毎など)をおすすめします。
2つめは上半身をしっかり背もたれに預けた前傾姿勢になります。この姿勢では背もたれが姿勢を強制してくれるため、背中を背もたれに付けている限り姿勢は崩れません。筆記やノートPCでの作業などに向いています。ただこの姿勢では背もたれが上半身を支えてくれるわけではないため、1つ目と同様にこまめな休憩をおすすめします。
リクライニングの動作感
セイルチェアのリクライニングは静音性が高くスムーズです。動作の粘りが控えめなため、背もたれをロッキングチェアのように気持ちよくゆらゆら揺らすことができます。ちょっとした気分転換に使える機能です。
気になる点としては、リクライニングの最大角とそこから初期位置に戻った瞬間の衝撃です。おそらく普通のオフィスで使う分にはあまり気にならないかもしれませんが、自宅の部屋で使うとそこそこの音がします。このあたりはより高価なオフィスチェアと比べると差があるように思いました。
またリクライニングの途中ではほぼ無音ですが、角度が目いっぱい開いた後にギシギシといった軋み音がします。おそらく個体差があるものと思いますが、ネット上でも同じ意見を見かけることもあるため、レアケースというわけではないようです。
リクライニング角度調節レバー

リクライニングレバーの操作
背もたれから背中を離した状態でのみ操作可能です。
軽い力で調節できますが、もたれた状態では動きません。無理に動かすと故障の原因になるので注意しましょう。
レバーは第1段階から第3段階までのリクライニングと前傾姿勢を加えた4つの位置に変更できます。
前傾チルトレバーのON/OFFによる操作の違い
前傾チルトレバーがOFFの位置ではリクライニング範囲を3段階に調節可能です。
前傾チルトレバーがONの状態では、前傾チルトのロック位置が追加で使用可能になります。

前傾チルトレバーの操作
操作方法を下の表にまとめました。
前傾チルトレバーは背もたれにもたれた状態でのみ操作可能です。もたれていない状態では動きません。無理に動かすと故障の原因になるので注意してください。ただし前傾チルトロック状態の時は、背もたれにもたれた状態でも動きません。先に前傾チルトのロックを解除する(下表3参照)必要があります。具体的な操作方法を下の表にまとめました。
| 1 | 前傾チルト状態にする方法 | 上半身を背もたれに預けてしっかり倒すと、前傾チルトレバーを下に回すことができます。 背もたれから上半身を起こすと、前傾チルト位置まで背もたれが前傾します。 (この状態では前傾チルト位置は固定されません。) |
| 2 | 前傾チルトの角度をロックする方法 | 背もたれから上半身を離した状態で、リクライニングレバーを最前方に倒すと、前傾チルトがロックされます。 |
| 3 | 前傾チルトのロックを解除する方法 | 背もたれから上半身を離した状態で、リクライニングレバーを後方に倒すと、前傾チルトロックが解除されます。 |
| 4 | 前傾チルト状態を解除する方法 | 上半身を背もたれに預けてしっかり倒すと、前傾チルトレバーを上に回すことができます。 (但し前傾チルトがロックされている場合は、回すことができないため、先にロック解除(3)が必要です。) そのまま止まるところまで倒した後、背もたれから上半身を起こすと、前傾チルトが解除されます。 |
操作性
前傾から後傾までレバーの角度ですべて操作できる点は、直感的で分かりやすいです。前傾チルトの操作のみ少し複雑ですが、一度覚えれば問題なく操作できます。操作感としては軽くて扱いやすいレバーです。もしレバーが動かないときは、操作方法に誤りがある可能性が高いため、無理やり力を入れないよう注意してください。
操作音
小さな音はしますが、不快なものではありません。特に高級感があるわけではありませんが、チープというわけでもなく、普通の操作音です。
リクライニング反発力調節ノブ

反発力調節ノブは時計回りに回すとリクライニングの反発力が強くなり、逆に回すと弱くなります。
最弱から最強まで約19回転(計測値)と回転数がかなり多いため、かなり細かく調節することができます。日頃から最弱から最強までフル活用する方には、かなり疲れる回数ですが、一度調節したらほとんど変更しないという方はあまり気にしなくても良いと思います。
操作感
反発力を強める回転は若干硬さを感じますが、弱める回転は少し軽く感じます。調節の感触は特に問題ありません。調節音は小さめの音がします。
セイルチェアのアームレスト
セイルチェアはアームレストをアームレストなし、アジャスタブル、フルアジャスタブルの3つの形態から選択できます。アームレストなしとフルアジャスタブルは販売店によっては取り扱いがないこともあるため、注意が必要です。
アジャスタブル

上下調節
上下調節範囲:570-780mm
(アームレスト調節幅:110mm、座面高さ調節幅:100mm)
計測値:567-778mm
(アームレスト調節幅:104mm、座面高さ調節幅:107mm)、6段階
アームレスト左右幅

内側の左右幅:470mm(計測値)
数字を見るとそれなりの広さがありますが、肩幅狭めの私でもタイピングに使用できる幅でした(実際の使用例はこちら)。
アームパッド
長さ213mm、幅70mm(計測値)

かなりコンパクトなアームパッドですが、タイピングの補助なら十分使用可能なレベルです。ひじ置き面がかなり平面に近いおかげで、腕を乗せるとちゃんとひじ部に一番体重がかかるため、タイピングに使いやすいと感じました。他のオフィスチェアの中には、アームパッドに丸みがあるせいで、ひじではなく腕の途中に一番体重がかかることがあるため、それに比べるとかなり使いやすかったです。
操作感
高さ調節のレバーは少し硬めで指一本ではやりにくいかもしれません。ただレバーは目いっぱい引き上げる必要はなく、少し引くだけで調節することができるため、コツをつかめば指一本でも操作できます。それでも操作しにくい場合は、中指と薬指の2本で引き上げると良い感じです。レバー自体が小さいこともあり、指の力に自信のない方は若干操作しにくいと感じるかもしれません。
操作音
レバー音はほぼ無音、上下のスライド音も静かです。
ガタツキ感
ガタツキの出やすい上下調節部において、やや遊びがあるもののその範囲は十分小さいです。最高位置に設定するとさすがにガタツキは大きくなりますが、タイピングの補助などの使用には全く問題を感じることはありませんでした。
フルアジャスタブル
フルアジャスタブルのアームレストは、高さ、前後、左右、角度を調節できる4Dアームレストです。アームパッドもアジャスタブルより一回り大きくなっているため、かなり使いやすいはずです。
レビュー機はアジャスタブルのため使い心地までは判断できませんが、もし私がセイルチェアを購入するならフルアジャスタブルを選びます。
フルアジャスタブルにすると少し外観上のバランス感が変わるため、心配な方は必ず実物を確認することをおすすめします。
アームレストの追従タイプ
セイルチェアのアームレストは背もたれを倒したときに背もたれと一緒に倒れる背もたれ角度追従タイプです。背もたれを倒してもアームレストとの距離が離れないため、どのリクライニング角度でも使用することができます。
ただリクライニングと同時にアームパッドも傾くため、背もたれを倒した分だけ机とアームパッドの角度の差が大きくなります。後傾姿勢でアームレストを使ってタイピングする方は、ご自身の姿勢に合うか確認しておきましょう。私個人の使用感としては、リクライニング第2段階まではかなり使いやすかったです。

セイルチェアのランバーサポート
セイルチェアのランバーサポートはオプションとしての選択が可能です。ただし一度選択すると後から取り外すことができないため、必ず実物を確認して判断することをおすすめします。
セイルチェアの背もたれには元々しっかりしたサポート力がありますが、ランバーサポートによってそれを補強することができます。基本的には腰部を押すというよりは、背もたれのエラストマーの硬さを補強するようなイメージです。
調節機能としては、上下にスライドしてサポート位置を変えることができます。
セイルチェアの脚
セイルチェアの脚(ベース)は樹脂脚とアルミ脚があります。樹脂脚はナイロン樹脂でブラックとフォグを選択することができます。アルミ脚はアルミニウム合金製で表面を磨き上げたポリッシュドアルミニウムになります。
樹脂脚は軽くて安価です。アルミ脚はキラキラしているため高級感を演出することができますが、樹脂脚より少し重く価格が高くなります。また冬場にこの脚に足を乗せるとヒヤッとするため、苦手な方は要注意です。
セイルチェアのキャスター

セイルチェアのキャスターは直径64mm(計測値)で、軽量なセイルチェアには十分な大きさがあり、軽快に取り廻すことができます。
種類は2つでカーペット用(BBキャスター)と堅床・カーペット用(C7キャスター)があります。カーペットとフローリングの両方で使う場合は堅床・カーペット用(C7キャスター)にしておくと便利です。カラーは黒のみです。
セイルチェアのカラーバリエーション
セイルチェアのカラーバリエーション情報は2026年7月13日時点のものです。
セイルチェアにはかなり豊富なカラーバリエーションがあるため、ほとんどのシチュエーションに合わせることが可能です。
ただ全ての販売店でどの色でも選択できるわけではないため、注意が必要です。
カラーバリエーションが豊富なショップ |
セイルチェアに限った話ではありませんが、色の選択の際、ホワイトなどの明るい色を選択する場合は、経年変化による黄ばみも考慮しましょう。直射日光を避けるように使えばかなり長持ちしますが、完全に変色を避けることはできません。逆にブラックなどの暗い色を選ぶと変色は目立ちにくいですが、代わりに日々のホコリが目立ちやすくなります。どの色を選んでもメリット・デメリットは表裏一体ですので、一番イヤな事態を避ける選択をすると、比較的後悔しにくい選択になります。
フレームとベースの組み合わせカラー

フレーム(座面下とアームレスト支柱部を含む)はブラックとホワイト、ベース(脚部)はブラックとフォグ、ポリッシュドを選択することができます。ポリッシュドとはアルミ合金を光沢の出る状態まで磨いた金属色です。セイルチェアのフレームとベースの色の組み合わせは、以下の4種類で販売されています。
ブラック/ブラック
ホワイト/フォグ
ブラック/ポリッシュド
ホワイト/ポリッシュド
セイルチェアのフレーム/ベースは色によって価格が異なるため、価格の低い順に並べています。
ちなみにベース(脚)はブラックとフォグは樹脂素材ですが、ポリッシュドはアルミ合金素材になります。
サスペンション(背もたれ)のカラー
背もたれの樹脂部のカラーは7色から選択できますが、購入店によっては選択できなかったり、納期が長くなる場合があります。
背もたれも色によって価格が異なるため、価格の低い順に並べていますが、「フォグ、ストレートグレー」は同価格で、「レッド、グリーンアップル、ブルーベリー、スタジオホワイト」も同価格です。
ブラック
フォグ
ストレートグレー
レッド
グリーンアップル
ブルーベリー
スタジオホワイト
座面の生地とカラー
座面は3種類の生地にそれぞれの選択色があります。どれを選んでも特に価格差はありません。こちらも購入店によっては選択できなかったり、納期が長くなる場合があります。
| 生地 | カラー |
|---|---|
| コスモス (12色) | ブラック、ムーンシャドウ、マリーゴールド、マーキュリー、プール、スパイス、アボガド、グラナイト、ルージュ、ウォールナット、オリーブ、クインス |
| ゼン (14色) | バブルガム、プラチナ、ペトロリアム、アッシュ、オニキス、スカーレット、レイト、サンド、オートミール、アップル、マーキュリー、シトロン、クラウド、ジャバ |
| メドレー (15色) | ストーン、トレイル、チャコール、シンダー、シトラス、パパイヤ、チャツネ、ツンドラ、フェザーグレー、シャルトルーズ、ローデン、ピーコック、バイユー、ブルーグロット、ブルーベリー |
アームパッドのカラー
アームパッドは、ブラック、フォグ、ストレートグレーの3色から選択でき、色による価格差はありません。こちらも購入店によっては選択できなかったり、納期が長くなる場合があります。
セイルチェアのその他の情報
セイルチェアの重量
カタログ値:16.8-18.1kg
計測値(レビュー機):14.8kg
アームレストの種類や脚の素材、ランバーサポートの有無によって変わります。
椅子が重いと、席を立つことに知らず知らずのうちにストレスを感じて、できるだけ机から離れたくなくなります。必要な資料をとりに行ったりしなくなりがちです。
普段かなり重い椅子(約26kg)を使っているのですが、セイルチェアを使うとこれまで無意識下でストレスを感じていたことを思い知らされました。
セイルチェアはとにかく気軽に机の前に座れ、フットワークが軽くなるデスクチェアです。
机の前に座る習慣を身に付けたい人には特におすすめの1脚といえます。
セイルチェアの耐荷重
耐荷重:159kg
コンパクトなデザインにもかかわらず、かなりの荷重に耐えられるように設計されています。
セイルチェアのサイズ
高さ:890-990mm
計測値:890-997mm
幅:730mm(計測値も一致)
セイルチェアの寸法写真
セイルチェアの保証
12年保証(ガスシリンダーは2年)
ハーマンミラーの長所でもある長期保証はセイルチェアにも対応しています。
セイルチェア ゲーミングについて
セイルチェア ゲーミングは樹脂脚、フルアジャスタブル アームレスト、ランバーサポートなしのセイルチェアで、ゲーミングらしいカラフルなカラー展開(6色)があります。
選択可能な6色
スタジオホワイト、ブラック、レッド、ネオン、オーシャンディープ、インターステラー
どの色を選んでも脚、フレーム、シートはブラックで、背もたれ樹脂部(インテリジェント サスペンション バック)の色が変わります。
スタジオホワイト、ブラック、レッドの3色を選ぶと操作レバー類はレッドになります。
ネオン、オーシャンディープ、インターステラーを選ぶと操作レバー類はそれぞれ同じ色になります。
セイルチェアのまとめ
セイルチェアはオフィスからリビングまで比較的幅広いシチュエーションに合わせやすいオフィスチェアです。しっかり腰を支えることのできる背もたれと実用性の高いアームレストは多くのユーザーを支えてくれるはずです。対応できる姿勢も前傾から浅い後傾まで過不足なく対応できます。
一方で、深い後傾姿勢は不向きです。また着席時に頻繁に姿勢を変えると軋み音が発生しやすい点は、購入前に必ず確認しておいた方が良いポイントです。
トータルで見ると比較的検討しやすい価格帯でありながら、活用範囲が広くしっかり姿勢を支えてくれてデザイン的にも優れたデスクチェアです。もしこの記事をご覧になって興味を持っていただけたなら、ぜひ実物を座りに出かけてみることをおすすめします。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたが魅力的なオフィスチェアに出会えることを願っています。
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