【デュアルアーク予約販売開始】左右2つのランバーサポートで腰を優しくサポートできるコスパ抜群のデスクチェア

エイリアンチェアシリーズやランバートシリーズでおなじみのEastForceから、新作オフィスチェア「デュアルアーク(Dual Arc)」が登場しました。
最大の特徴は、名前の由来にもなっている「デュアルランバーサポート」。
左右2つに分かれたランバーサポートが腰に沿うように動き、さらに前後調節にも対応しています。背もたれに体を預けたときには、腰の動きに合わせて上下にもスライドするのが特徴です。
さらに、左右のアームパッドを大きく動かせる「720度アームレスト」や、ヘッドレストの前後位置まで調節できる4Dヘッドレストを搭載。座面の高さ・奥行きや背もたれの高さ調節に加え、フットレストやジャケットハンガーまで備えています。
つまりデュアルアークは、単にランバーサポートが特徴的なチェアではなく、「自分の体に合わせて細かく調整できること」に重点を置いた多機能チェアといえるでしょう。
それでいて、予約販売価格は約4万円。高機能オフィスチェアとしては、かなり手を出しやすい価格帯です。
そこで今回は、デュアルアークの特徴を詳しく紹介しながら、実際に検討する際に気になるポイントや、他のEastForce製チェアとの違いについても解説します。
「デュアルアークは本当に自分に合うのか?」と気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
デュアルアークとは
「デュアルアーク(Dual Arc)」は、EastForceから新たに登場したフルメッシュタイプのオフィスチェアです。
最大の特徴は、左右2つに分かれた「デュアルランバーサポート」。
一般的な一体型のランバーサポートとは異なり、左右それぞれが独立して腰を支える構造になっており、さらに前後調節にも対応しています。背もたれに体を預けたときには、腰の動きに合わせて上下にもスライドするのが特徴です。
もちろん、調整機能も充実しています。
座面は高さだけでなく奥行きも調節でき、背もたれも高さを変更可能。背もたれの高さを変えるとランバーサポートも連動して動くため、自分の体格に合わせて腰を支える位置を調整できます。
ヘッドレストは「4Dヘッドレスト」を採用。高さと前後位置に加えて、2か所のボタンロック式角度調節に対応しています。
そして、もう一つの大きな特徴が「720度アームレスト」です。
高さ調節と前後スライドに加えて、2か所の360度回転機構を備えており、アームパッドをかなり自由に動かせます。キーボード操作やマウス操作、リラックスした姿勢など、用途に合わせて腕の位置を細かく調整できる設計です。
さらに、最大135°まで倒せるリクライニング、格納式フットレスト、ジャケットハンガーまで搭載。
頭・腕・腰・足まで、自分の体に合わせて細かく調整できることがデュアルアークの大きな魅力です。
主な機能をまとめると、以下のようになります。
| 項目 | デュアルアークの仕様 |
|---|---|
| タイプ | フルメッシュチェア |
| 座面 | 高さ・奥行き調節 |
| ヘッドレスト | 4D:高さ、前後、角度調節2か所 |
| 背もたれ | 高さ調節 |
| ランバーサポート | デュアルタイプ・前後調節・上下スライド |
| アームレスト | 高さ・前後・2軸角度調節(360°+360°) |
| リクライニング | 最大135° |
| フットレスト | 格納式 |
| ハンガー | ジャケットハンガー搭載 |
こうして見ると、約4万円クラスのチェアとしては、かなり多くの調整機構を搭載していることが分かります。
ただし、調整機能が多いからといって、必ずしもすべての人にとって使いやすいとは限りません。
重要なのは、「どこまで調整できるか」だけでなく、「その調整機能が自分の体格や使い方に合っているか」です。
デュアルアークの魅力と気になる点
デュアルアークは、背もたれに体を預けた後傾姿勢でPC作業をする人と相性が良いデスクチェアです。
特に注目したいのが、デュアルランバーサポートと720度アームレストの2つ。
「メッシュチェアが好きだけれど、独立型のランバーサポートは腰への当たりが強すぎる」
「腰をしっかり支えてほしいけれど、もっと自然にフィットしてほしい」
このように感じている人にとって、左右に分かれて動くデュアルランバーサポートは、一度試してみる価値のある機構でしょう。
また、アームレストにひじを預け、デスクから少し距離をとった姿勢でPC作業をしたい人も注目です。
720度アームレストは、一般的なアームレストよりも腕の位置を細かく調整できるため、キーボードやマウスに手を伸ばした姿勢だけでなく、少し後ろに体を引いた姿勢でも腕を支えやすくなっています。
一方で、気になる点もあります。
まず、背もたれをロックせず、体重移動だけで自由に角度を変える「ロッキング状態」で使いたい人には、あまり向いていません。
デュアルアークにはリクライニング機能がありますが、リクライニングの反発力を調節する機能は搭載されていないためです。
また、価格を考えれば十分な機能を備えていますが、素材感や操作感、静音性などに数十万円クラスの高級オフィスチェアと同等の質感を求める場合は、物足りなさを感じる可能性があります。
つまりデュアルアークは、「高級感」よりも「体に合わせて細かく調整できること」を重視する人に向いたチェアです。
デュアルアークの魅力
デュアルアークの魅力は、単に調整機能が多いことではありません。
腰や腕を自分の体に合わせやすいという、長時間のPC作業で重要な部分にこだわった設計が大きなポイントです。
エラスチックヤーンによるフルメッシュ構造
デュアルアークは、ヘッドレストから背もたれ、座面、フットレストまで、すべてエラスチックヤーンというメッシュで構成されたフルメッシュチェアです。
同じエラスチックヤーンを使用したチェアとして、同社の「エルゴシエスタ」もあります。
エラスチックヤーンは、高い弾力性と耐久性を特徴とする素材です。体の動きに合わせて伸縮し、力が加わらなくなると元の形状へ戻ろうとする復元力を持っています。
そのため、体の動きに合わせてメッシュがしなやかに変形しながら、長期間使用してもたるみにくいことが期待できます。
また、体の一部分だけでなく広い範囲で体を受け止めるフルメッシュ構造は、クッションとは異なる柔軟な座り心地につながります。
デュアルランバーサポート
デュアルアークの最大の特徴ともいえるのが、左右2つに分かれたデュアルランバーサポートです。
一般的なランバーサポートは、腰の中央付近を後ろから押し出すように支える構造が多いのに対し、デュアルアークではランバーサポートを左右に分割。
これによって、腰を真後ろから一点で押すのではなく、左右斜め後ろから包むように支える構造になっています。

(上から座面を見下ろしています)
左右から支えることで腰との接触する範囲を広げやすく、一部分に集中していた圧力を分散しやすいのが、この構造のメリットです。
特に、独立型ランバーサポートの「腰をグッと押される感じ」が苦手な人にとっては、試してみる価値のある機構でしょう。
さらに、前後位置の調節にも対応しています。
腰への当たりが強いと感じたら後ろへ、もう少ししっかり支えてほしいなら前へと、自分の好みに合わせてサポート感を調整できます。
しかも、背もたれに体を預けて姿勢を変えると、ランバーサポートが腰の動きに合わせて上下にスライドします。
つまり、前後位置を自分で設定したうえで、座っている間は腰の動きに追従するというのがデュアルアークならではの特徴です。
720度アームレスト
もう一つの大きな特徴が「720度アームレスト」です。
アーム部とアームパッド部が、それぞれ360度回転する構造になっています。
しかも、2つの回転軸が同じ位置ではなく、それぞれオフセットした位置に配置されているのがポイント。
2つの回転軸を組み合わせることで、アームパッドの位置を左右方向へ大きく動かせます。

これは、特に「一般的なオフィスチェアのアームレストは左右の間隔が広すぎる」と感じている人にとって、かなり魅力的な機能です。
アームパッドを内側へ移動できるため、脇を大きく開かず、体の近くでひじを支えやすくなります。
前後スライドや高さ調節にも対応しているので、デスクに近づいてタイピングするときと、少し後ろへ体を引いてモニターを見るときで、腕を支える位置を変えることも可能です。
「アームレストに体を合わせる」のではなく、「自分の腕の位置にアームレストを合わせる」。
これが720度アームレストの面白いところです。
デュアルアークの気になる点
ロッキング状態での使用に向いていない
デュアルアークを選ぶ際に注意したいのが、背もたれを固定せずに使う「ロッキング」です。
デュアルアークにはリクライニング機能がありますが、反発力の調節機能はありません。
そのため、背もたれをロックせず、ゆらゆらと体を動かしながら使いたい人の場合、体格や好みに合わせて反発力を細かく調整することができません。
「軽い力でスッと倒れてほしい」「もう少し強く押し返してほしい」といった好みがある人には、物足りなく感じる可能性があります。
これはデュアルアークだけの問題ではなく、EastForceのデスクチェアに比較的共通して見られる特徴です。
逆に、リクライニング角度を決め、その位置で背もたれに体を預けて使うことが多い人であれば、それほど大きなデメリットにはならないでしょう。
高級オフィスチェアのような質感を求める人には物足りない
もう一つ気になるのが、高級オフィスチェアと比較したときの質感です。
デュアルアークは本体の各部に樹脂素材を多く使用しています。
これは軽量化やコストを抑えるうえではメリットになりますが、金属パーツを多用した高価格帯のオフィスチェアと並べると、素材感や重厚感では差が出ます。
特に、椅子に座った瞬間の剛性感や、レバーを操作したときの精密な感触まで含めて高級感を求める人には、物足りなさを感じるかもしれません。
一方で、単純に「安いから作りが雑」というわけではありません。
調節レバーを操作しやすい位置に配置するなど、実際の使い勝手を考えた工夫も見られます。
つまりデュアルアークは、限られた価格の中でデュアルランバーサポートや720度アームレスト、4Dヘッドレストなどの機能にコストを振り分けたチェアと考えると分かりやすいでしょう。
デュアルアークの検討方法
デュアルアークを購入する前に、ぜひ確認してほしいポイントがあります。
調整機能が多いチェアほど、スペックだけでなく「自分の体格に実際に合わせられるか」を見ることが重要です。
特に確認したいのは、以下の5項目です。
中でも、体格との相性が出やすいのが座面・アームレスト・ランバーサポートです。
座面高さとサイズ感
デュアルアークの座面高さは46.5~53.5cmです。
メッシュ座面は体重をかけると沈み込むため、実際に座ったときの高さは数値より低くなります。
沈み込みを約5cmと仮定すると、最低座面高46.5cmの場合、座った状態では約41.5cm。
一般的な「身長の約4分の1」を一つの目安として考えると、身長165cm前後からが一つの目安になります。
もちろん、これはあくまで計算上の目安です。脚の長さや座り方によって適正な座面高さは変わるため、165cm未満だから必ず合わないというわけではありません。
また、床置きタイプのフットレストを併用すれば、足裏を支えながら多少高めの座面でも使いやすくできます。
座面奥行は43.5~48.5cmです。
最低値の43.5cmは、ハーマンミラーのセイルチェアとほぼ同じ水準。
ただし、デュアルアークでは弾力をもって前後に移動するランバーサポートの存在によって、数値以上に座面が広く感じられる場合があります。
一方で、ランバーサポートは前後位置を調節できるため、腰を支える位置を自分の体格に合わせることができます。
そのため、座面については身長165cm前後を一つの目安としつつも、身長だけではなく、ランバーサポートを含めた実際のフィット感で判断することが重要です。
720度アームレストの左右幅と高さ
アームパッドを平行にした状態での左右幅は、31.5~69.5cmです。
ここでいう左右幅は、左右のアームパッドの内側同士の距離です。
特に注目したいのが、最小31.5cmという非常に狭い設定。
私の体格で試すと、少しやせ型の私の肩幅よりも狭く、アームパッドをかなり内側まで寄せられます。
通常、タイピング時はひじを脇腹から少し離した状態になります。そのため31.5cmまで狭くできれば、多くの人にとって十分な調整幅があると考えられます。
一方、最大幅は69.5cm。ここまで広げて使う人は多くないと思いますが、可動範囲の大きさを表す数字といえるでしょう。
アームパッドの座面からの高さは、17.5~24.5cmです。
最高位置の24.5cmでも、アームレストとしてはやや低めの部類に入ります。
私の場合、身長173cmで普段は座面から約24cmの高さにアームレストを設定しているため、数値だけを見ると最高位置付近がちょうどよい高さになりそうです。
そのため、身長が高めの人は高さが十分かを確認したほうがよいでしょう。
ただし、アームレストの使いやすさは高さだけで決まるわけではありません。アームパッドを体に近づけられれば、同じ高さでも自然な腕の位置でひじを預けやすくなります。また座面メッシュの沈み込み量はアームレストの高さの体感に大きく影響します。
特に「アームレストにひじを乗せてキーボードを操作したい」という人は、この左右方向の調整能力に注目したいところです。
デュアルランバーサポートのサポート感
デュアルランバーサポートは、前後位置を調節できます。
腰への当たりが強いと感じる場合は後ろへ、もう少ししっかり支えてほしい場合は前へ移動することで、サポート感を調整できます。
また、背もたれの高さ調節と連動してランバーサポートの位置も変化します。
さらに、上下にもスライドするため、リクライニング時には姿勢の変化に合わせて追従しやすい設計です。
ただし、この機構の評価はスペックだけでは難しいところがあります。
実際にどの程度スムーズに動くのか、リクライニング中に腰へどれだけ自然に追従するのかは、座ってみなければ分かりません。
そのため、ランバーサポートの当たり具合にこだわりがある人は、可能であれば試座して確認することをおすすめします。
ボタンロック式4Dヘッドレスト
デュアルアークのヘッドレストは、高さと前後位置に加え、2か所で角度を調節できます。
前後と高さはスライド式、角度はボタンロック式です。
角度を決めた後はしっかり固定できるため、頭を預けた際に意図せず角度が変わりにくいのがメリットです。
一方、角度を変更するたびにロックを解除する必要があります。
そのため、一度好みの位置に決めたら固定して使いたい人には向いていますが、頻繁に角度を変えたい人には少し手間に感じられる可能性があります。
他のEastForceのデスクチェアと何が違うのか
デュアルアークを検討するなら、同じEastForceの製品との違いも確認しておきたいところです。
外観
デュアルアークは、他のEastForce製チェアと比べて全体的に丸みを帯びたデザインです。
横から見ると卵型ともいえる独特のシルエットで、全体的に柔らかい印象があります。
ランバートシリーズは台形をベースにした低重心のシルエット、エルゴシエスタは長方形を組み合わせたようなデザイン、エイリアンシリーズは逆三角形を思わせるシルエットと、それぞれ個性が異なります。
リクライニング
デュアルアークはリクライニングの反発力を調節できません。
そのため、体重移動で背もたれを自由に動かしながら使いたい人は、好みに合うか確認したいところです。
一方、EastForceには反発力を調節できるエイリアンチェア前傾モデルや、セルフアジャストリクライニングを採用したランバートシリーズなどもあります。
「決まった角度で使う」「反発力を調整したい」「体重移動で自由に動かしたい」のどれを重視するかで、候補が変わってきます。
座面
デュアルアークはメッシュ座面です。
柔らかいクッション座面が好みなら、クッション座面を選択できるランバートシリーズが候補になります。
また、筆記作業などで前傾姿勢をとることが多い人なら、座面が前傾するエイリアンチェア前傾モデルも候補です。
アームレスト
デュアルアークは背もたれ角度追従タイプのアームレストを採用しています。
背もたれを倒すとアームレストも一緒に動くため、リクライニング時にも腕を支えやすい仕様です。
同じタイプを採用しているのがモンスターランバート2.0とエイリアンチェアプロ。
一方、ランバート4.0、エルゴシエスタ、エイリアンチェア、エイリアンチェア前傾モデルは座面角度追従タイプです。
さらに、デュアルアークは720度アームレストを搭載。
同じ720度アームレストを採用しているのは、モンスターランバート2.0とエルゴシエスタです。
「どんな姿勢でもアームレストをできるだけ体の近くへ寄せたい」という人にとって、デュアルアークの720度アームレストは大きな魅力になるでしょう。
ヘッドレスト
デュアルアークはボタンロック式4Dヘッドレストを採用しています。
同じ方式を採用しているのが、2026年10月5日に予約販売が開始されたエイリアンチェアプロ2です。
ランバートシリーズは4Dヘッドレストを採用していますが、ボタンロック式ではありません。
エルゴシエスタやエイリアンシリーズは3Dヘッドレストで、エルゴシエスタは前後+2か所の角度、エイリアンシリーズは上下+2か所の角度調節という違いがあります。
ヘッドレストは単純に「3Dか4Dか」ではなく、自分がどの方向を調節したいのかで比較すると分かりやすいでしょう。
フットレスト
デュアルアークのフットレストはメッシュ素材です。
同じメッシュタイプなのがエルゴシエスタとエイリアンシリーズ。
一方、ランバートシリーズはクッションタイプを採用しています。
足を置いたときの柔らかさを重視するならクッション、通気性やチェア全体の統一感を重視するならメッシュ、といった違いで選ぶとよいでしょう。
価格帯
EastForceの各モデルを現状の価格帯で高い順に並べると、以下のようになります。
- モンスターランバート2.0
- ランバート4.0
- デュアルアーク(ランバート4.0と同価格)
- エルゴシエスタ
- エイリアンチェアプロ
- エイリアンチェア前傾モデル
- エイリアンチェア
デュアルアークはEastForceの中でも比較的上位に位置するモデルです。
ただし、単純に「上位モデルだからすべての機能が上」というわけではありません。
例えば、モンスターランバート2.0と同じ720度アームレストを採用する一方、座面はメッシュ仕様のみ。また、リクライニングの反発力調節はないなど、他モデルに搭載されている機能が省かれている部分もあります。
つまりデュアルアークは、EastForceの中で最高スペックを目指したモデルというより、デュアルランバーサポートや720度アームレスト、4Dヘッドレストなど「体に合わせるための調整機能」に重点を置いたモデルと考えると分かりやすいでしょう。
どこに行けば試座できる?
デュアルアークを実際に試座してみたい場合、記事執筆時点(2026年10月8日)では、EastForce公式ストア(埼玉県)に展示されています。
展示状況や店舗の詳細については、下記の公式サイトで確認できます。
EastForce取扱店舗(外部リンク)
できれば購入前に試座したい
私は、オフィスチェアは可能な限り、一度は実際に座ってから購入することをおすすめしています。
その理由は、オフィスチェアはスペック表や写真だけでは分からないことが非常に多いからです。
例えば、
- 座面の硬さや沈み込み方
- ランバーサポートの当たり具合
- 背もたれのフィット感
- アームレストの高さや位置
- リクライニングの操作感
- ヘッドレストの使いやすさ
などは、実際に座ってみなければ判断しにくいところです。
しかも、オフィスチェアは一度購入すると何年にもわたって使い続ける可能性があります。
だからこそ、可能であれば購入前に座り心地を確認しておきたいところです。
試座できない場合はどうする?
近くに試座できる場所がなければ、実際に座って確認するのは難しいでしょう。
EastForceは一般的な小売店を介さずに販売することで、中間コストを抑え、高いコストパフォーマンスを実現している販売スタイルも特徴です。
そのため、試座できないことだけを理由に候補から外してしまうのは、少しもったいないかもしれません。
試座が難しい場合は、座面高さ・座面奥行・アームレストの左右幅と高さ・ランバーサポートの位置・ヘッドレストの調整範囲などを確認し、「自分の体格ならどのように調整して使うのか」までイメージしておくことが重要です。
購入方法
デュアルアークは現在、EastForce公式サイトで予約販売を受け付けています。
購入を検討している方は、下記の公式ページから詳細を確認できます。
EastForce公式サイト(外部サイト)
予約販売の価格や販売条件、発送時期などは変更される可能性もあるため、購入前に公式サイトで最新情報を確認しておくことをおすすめします。
各部詳細
ここからは、デュアルアークの各部について、具体的な調節範囲や仕様を詳しく紹介します。
各部位の調節性能
| 部位 | 調節項目 | 調節幅 ()内は調節範囲 |
|---|---|---|
| 座面 | 高さ調節 | 7.0(46.5~53.5)cm |
| 奥行き調節 | 5.0(43.5~48.5)cm、5段階 *1 | |
| 背もたれ | 高さ調節 | 約4.0 cm、4段階 |
| リクライニング角度 | 最大135°、4段階 | |
| リクライニング反発力調節 | 調節不可 | |
| デュアルランバーサポート | 高さ調節 | 背もたれと一体で調節可能 |
| 前後調節 | 3.5 cm、5段階 | |
| 4Dヘッドレスト | 高さ調節 | 8 cm、14段階 |
| 前後調節 | 4 cm、6段階 | |
| 角度調節(ヘッドアーム) | 55°、4段階、ボタンロック式 | |
| 角度調節(ヘッドパッド) | 40°、3段階、ボタンロック式 | |
| 720度アームレスト | 高さ調節 | 7 cm、9段階、ラチェット式 |
| 前後調節 | 6 cm、7段階 | |
| 角度調節アーム軸まわり | 360°、20段階 | |
| 角度調節パッド軸まわり | 360°、20段階 |
この表を見ると、デュアルアークは座面・背もたれ・ランバーサポート・ヘッドレスト・アームレストまで、非常に細かく調節できることが分かります。
また、アームレストの高さ調節にはラチェット式を採用しています。
ラチェット式は、上方向へ持ち上げることで段階的に高さを変更でき、下げる際には一度最上段まで持ち上げてから最低位置へ戻すタイプの機構です。
少しクセのある操作方法なので、頻繁に高さを変更する人は実際の操作感も確認しておきたいところです。
その他の仕様
| 部位 | 仕様 |
|---|---|
| フットレスト | メッシュ素材 |
| ジャケットハンガー | あり |
| キャスター | 直径50mm |
| 重量 | 22.7kg |
| 耐荷重 | 125kg |
座面
デュアルアークの座面は、高さと奥行きを調節できます。
高さ調節レバーは、上方向へ引き上げると座面の高さを調節でき、後ろへ倒すと背もたれの角度調節のロックを解除できます。
座面の上面からかなり近い位置にあるため、座った姿勢をほとんど崩さずに操作できるのが使いやすいところです。
座面奥行きの調節レバーも、座面フレームから指を伸ばせば届く位置に配置されています。
また、座面前縁がしっかり下方向へ落ち込んでいるのも特徴です。
座面の前端が急に持ち上がっていないため、ひざ裏へ当たりにくく、脚への干渉を抑えやすい形状になっています。
背もたれ
デュアルアークの背もたれは、高さを約4cm、4段階で調節できます。
背もたれの高さを変えるとデュアルランバーサポートの位置も連動して変わるため、体格に合わせて腰を支える位置を調整できます。
リクライニング角度は最大135°、4段階。
ただし、反発力の調節には対応していません。
デュアルランバーサポート
デュアルアークの名前の由来にもなっているのが、左右2つに分かれたデュアルランバーサポートです。
一般的な独立式ランバーサポートを左右に分割したような形状で、腰の中央を真後ろから押し出すのではなく、左右斜め後ろから包み込むように支えます。
前後位置は3.5cm、5段階で調節可能。
さらに、体の動きに合わせて上下にスライドする機構も備えています。
左右から包み込む形状+前後調節+上下スライド。
この組み合わせが、デュアルアークならではのランバーサポートです。
4Dヘッドレスト
デュアルアークの4Dヘッドレストは、従来のEastForce製チェアにはなかったボタンロック式の角度調節機構を採用しています。
ヘッドパッドとアームの2か所で角度を調節でき、どちらもボタンを押してロックを解除してから角度を変更します。
高さは8cm、前後は4cm調節可能。
角度を決めた後は固定できるため、頭を預けた際に意図せず角度が変わりにくいのがメリットです。
720度アームレスト
デュアルアークのアームパッドには、柔らかいPU(ポリウレタン)素材が採用されています。
アームレスト自体は背もたれの角度に追従するタイプです。
ラチェット式の高さ調節
高さ調節にはラチェット式を採用。
上方向へ持ち上げることで段階的に高さを上げられますが、下方向へ直接下げることはできません。
高さを下げる場合は、いったん最上段まで持ち上げてロックを解除し、最低位置まで戻してから、改めて好みの高さまで上げます。
頻繁に高さを変更する人には少し手間ですが、一度高さを合わせれば変更する機会はそれほど多くないでしょう。
2つの回転軸で左右幅を調節
デュアルアークの大きな特徴が、2つの回転軸による720度の調整機構です。
アームレストには2つの異なる回転軸があり、それぞれ360°回転します。
この2つを組み合わせることで、アームパッドを左右方向へ大きく動かせます。
単純にアームパッドをスライドさせるのではなく、2つの回転軸を利用して位置を変えるのが特徴です。
フットレスト
デュアルアークのフットレストは、背もたれや座面と同じメッシュ素材を採用しています。
注目したいのが前縁の形状です。
座面と同じように前縁がかなり深く下方向へ曲がっており、足首が硬いフレームへ直接当たりにくい形状になっています。
一方、折りたたんだ状態では座面下のスペースをフットレストが占有します。
普段から座面の下へ足を引いて座る人の場合、邪魔に感じる可能性があります。
これは格納式フットレストを搭載したチェアに共通する部分なので、購入前に確認しておきたいところです。
ジャケットハンガー
デュアルアークには、ジャケットハンガーが標準で付属しています。
EastForceではおなじみの装備ですが、デスクチェア全体で見ると決して当たり前の機能ではありません。
仕事中に上着を脱いだときも、デスク脇に置いたり背もたれに掛けたりすると形が崩れてしまいますが、ジャケットハンガーにかければ比較的形を保ちやすくなります。
単体では地味な機能ですが、日常的に使うことを考えると便利な装備です。
キャスター
デュアルアークのキャスターは、直径50mmです。
一般的なオフィスチェアのキャスターと比べると、やや小さめの部類に入ります。
フローリングや毛足の短いカーペットなど、比較的硬い床面では大きな問題なく使用できるでしょう。
一方、毛足の長いカーペットやクッション性の高い床材では、キャスターが沈み込みやすく、より大径のキャスターと比べると動かしにくく感じる可能性があります。
購入前に、自宅や職場の床材との相性も確認しておきたいところです。
重量
デュアルアークの重量は22.7kgです。
樹脂素材を多く使用したデスクチェアとして見ると、やや重めの部類に入ります。
その理由として考えられるのが、デュアルランバーサポートやボタンロック式4Dヘッドレスト、720度アームレストなど、複雑な機構を多く搭載していることです。
一方で、これだけの調整機能を備えた同クラスの多機能オフィスチェアとして考えれば、22.7kgは特別重い数字ではありません。
デュアルアークの機能構成を考えると、重量としては妥当な範囲といえるでしょう。
耐荷重
デュアルアークの耐荷重は125kgです。
これはEastForceの他のデスクチェアとほぼ同じ水準となっています。
そのため、耐荷重についてはデュアルアークだけ特別に注意が必要というわけではなく、EastForceのチェアとして標準的な仕様と考えてよいでしょう。
体格の大きい方は、耐荷重だけでなく、座面の幅や奥行き、アームレストの位置なども含めて、自分の体格に合うか確認することをおすすめします。
保証期間
デュアルアークには、1年間の保証が付いています。
さらに、1,000円の延長保証料を支払うことで、保証期間を2年間延長することが可能です。
つまり、延長保証を利用すれば、最長3年間の保証を受けられます。
デスクチェアは毎日のように使う家具なので、長期間使用することを考えると、追加費用で保証期間を延ばせるのは安心材料の一つです。
特に、複数の可動機構を搭載したデュアルアークを長く使いたい人にとっては、延長保証も検討する価値があるでしょう。
デュアルアークのまとめ
デュアルアークは、「フルメッシュのデスクチェアが欲しいけれど、従来の独立型ランバーサポートは腰への当たりが強く、自分には合わなかった」という人に、一度試してほしいオフィスチェアです。
左右に分かれたデュアルランバーサポートが腰を左右から支え、前後調節と上下スライドにも対応。一般的なランバーサポートとは異なるフィット感を狙った構造になっています。
また、どちらかというと前のめりになって作業するよりも、背もたれに体を預けた後傾姿勢でゆったりとPC作業をしたい人に向いています。
特に720度アームレストは、左右のアームパッド間を最小31.5cmまで狭くできるため、従来のデスクチェアでは「アームレストの間隔が広すぎて、ひじを自然に置けなかった」という人でも、自分の体に合わせやすくなっています。
一方で、リクライニングの反発力調節には対応していないため、背もたれを自由に動かしながら使いたい人には向き不向きがあります。
また、素材感や操作感まで含めて高級オフィスチェアらしさを求める人には、価格相応と感じる部分もあるでしょう。
しかし、デュアルランバーサポート、720度アームレスト、4Dヘッドレストなど、体に合わせて細かく調整できる機能をこの価格帯で搭載していることは、デュアルアークの大きな魅力です。
「腰と腕を自分の体に合わせたい」
「後傾姿勢でゆったりPC作業をしたい」
「できるだけ多くの調整機能が欲しい」
こうした条件に当てはまるのであれば、デュアルアークは有力な候補になるでしょう。
一方で、試座できる場所が限られているため、可能であれば購入前に実際に座ってみることをおすすめします。
特に確認したいのは、デュアルランバーサポートの当たり具合と、720度アームレストを自分の体に合わせたときの使いやすさです。
この2つが自分に合うのであれば、デュアルアークは「高機能なオフィスチェアをできるだけ手の届きやすい価格で購入したい」という人にとって、かなり有力な選択肢になるでしょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が、あなたにとって自分の体に合った魅力的なデスクチェアを見つけるための参考になれば幸いです。







